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アスレチックスの藤浪晋太郎が今季レギュラーシーズンでのMLBデビューへ向け、順調にステップを上がっている。
前回、大谷翔平との同級生対決となった今春初の実戦で好投した右腕は、現地3月7日(日本時間8日)、カクタスリーグ(アリゾナ開催のオープン戦)のダイアモンドバックス戦でスプリングトレーニング2度目の先発登板を果たすと、3回を投げて1安打1失点、3奪三振2四球と上々のパフォーマンスを見せた。
『MLB.com』は試合後、同日付で「フジナミは2度目の登板も引き続き『制御されていた』」と題した記事を掲載し、その冒頭で「この春のデビューを果たしてから1週間、シンタロウ・フジナミは過ちから学ぶことについて強い決意を抱いていた」と前置きした上で、連続四球でピンチを招いた前回の初登板に比べ、今回は右腕がより落ち着いて投球したことを伝えた。
記事によると、前回に続いてこの試合でも藤浪とバッテリーを組んだ捕手のシェイ・ランゲリアーズは、藤浪について「彼はマウンドに上がり、試合で投げれば投げるほど、各イニングをこなし、勢いを持続させるためのルーティンを見つけることになる。彼は初回と2回にそれを見せた。彼はとても良い感じに見えたし、3回の彼もかなり良い感じに見えた」と述べたとのこと。
一方、マーク・コッツェイ監督は右腕の出来について「フジはとても良い感じだったと思う。前回の登板を踏まえ、私は彼が今回の投球数に達することに興奮していた。今日は制球がとても良かったと思う。全体的に、彼にとっては良い1日だった。彼はより、制御されていた。今日は、断然落ち着いて見えた。コントロールされていたね」と述べている。
また、記事では藤浪の向上心について「それでも、彼の試合後のインタビューからは競争心の炎が垣間見えた」とした上で、「フジナミはダイアモンドバックスの打者に対し、10球ほどスプリットを投げたが、彼はこの球種に関しては完全に満足していない」とし、「ツーシームとスライダーは断然良く機能していたが、彼はこれから1年を通して実戦で投げて行くには、全ての武器が必要となることを把握している」と伝えた。
J SPORTS 編集部
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