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野球 コラム 2023年3月3日

鈴木誠也、開幕戦出場は微妙ながらもカブスは焦らない方針

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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球団は鈴木誠也の復帰を急がせない方針

左腹斜筋の痛みにより「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」への出場を辞退したカブスの鈴木誠也は、目下、開幕ロースター入りを念頭に、回復に努めているところだが、球団は和製スラッガーの復帰について焦らない方針のようだ。

『MLB.com』は現地2日、カブスの右翼手に関する記事を掲載。その冒頭で「カブスは3月30日に行われるブルワーズとの開幕戦のラインナップに、セイヤ・スズキがいれば大喜びすることになるであろうが、球団はこの外野手の準備が100%整っていなければ、復帰を焦ることはないだろう」と伝えた。

記事によると、鈴木の復帰について、カブスのジェド・ホイヤー編成本部長は「開幕日の周辺では、多くの誤った判断が下されていると思う。(開幕日も)カレンダー上の1日に過ぎないのだが、人々はそのために大急ぎで間に合わせようとする。我々は忍耐強くことにあたる。彼が開幕に間に合えば、それは素晴らしいことだが、我々が気にしているのは、そこではない。我々は、彼を完全に健康な状態にすることを重要視している」と述べたとのこと。

さらに記事では「スズキがこのオフシーズンに筋肉を約20ポンド増量し、最高の状態でキャンプにやって来ただけに、ホイヤーは今回のケガについて『残念なこと』と述べた」とした上で、ホイヤー編成本部長による「これは明らかな後退だが、実際には、シーズン中ではなく、今発生する方が良いと言う見方もある」とのコメントを伝えた。

また、今回の負傷と肉体改造の関連性について、記事では「スズキの負傷と彼が冬場に行った肉体改造との間に直接の関係性があるかは不明だが、ホイヤーは彼のリハビリにおいて球団は必要な予防措置を取り、この腹斜筋が繰り返し発生する問題となる可能性を減らすようにすると述べた」としている。

ホイヤー編成本部長はこの件について「恐らく、それ(ケガとの関連性)を解明するのは難しいだろう。一般的にウェイトトレーニングはケガを減らすものであり、ケガの原因となるものではない。彼は明らかに力を増したが、プレー復帰へ向け、確実に我々は彼が機動性についても取り組むようにする。彼は強度を維持しつつ、機動性も維持したいと思っているので、我々はそれについて取り組んでいる」と述べたと伝えている。

なお、記事によると同僚の「ニコ・ホーナーは2021年に右腹斜筋を負傷し、7週間以上戦列から離れた経験を持っているため、スズキに対し、これからどう対処すべきかについて、『とにかくこのケガを軽く見ないこと』とのアドバイスを与えた」とのことである。

J SPORTS編集部

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