WBC、ブックメーカーの早期オッズで1番人気はアメリカ、日本は3番人気。その理由とは？

WBC開幕まであと2ヶ月

2023年が明け、今年はいよいよ6年ぶりにWBCが開催されるわけだが、この年末年始は時とともにWBCの開幕が近づいてきたことを実感する機会が増えてきた。

ここ最近を振り返ってみても、クリスマス前には、現地メディアの『MLB.com』もカブスの鈴木誠也が侍ジャパンでプレーする予定であることを伝え、さらに年の瀬も迫った現地29日には、現地局『フォックススポーツ』が電子版で、WBCの早期オッズを伝えている。

同記事によると、現地28日現在の『Fox Bet』（フォックス・ベット）による優勝オッズは以下の通りであり、トップ3は1位から順にアメリカ、ドミニカ共和国、日本となっている。

◆WBC優勝オッズ
※（　）内は賭け金10ドルに対して支払われる配当金額

・アメリカ：＋260（36ドル）
・ドミニカ共和国：＋275（37.5ドル）
・日本：＋450（55ドル）
・プエルトリコ：＋800（90ドル）
・ベネズエラ、キューバ、韓国：＋1500（160ドル）

記事ではアメリカ代表が1番人気となっている理由について、「キャプテンのマイク・トラウトを始めとする（ムーキー・ベッツ、クレイトン・カーショー、トレイ・ターナー、J.T・リアルムト、カイル・シュワーバー、ピート・アロンゾ、ノーラン・アレナード、ポール・ゴールドシュミット、ティム・アンダーソンといった）スター揃いのロースターに加え、マーク・デローサ監督のコーチングスタッフに、殿堂入り選手であるケン・グリフィーJr.打撃コーチとワールドシリーズ5回制覇のアンディ・ペティット投手コーチが加わったことが、連覇を狙うアメリカ代表を優勝候補の最右翼にしている」としている。

2番人気のドミニカ共和国については、フアン・ソト、マニー・マチャド、フリオ・ロドリゲス、ルイス・カスティーヨ、ホセ・ラミレス、ラファエル・デバース、フランバー・バルデス、そしてクリスチャン・ハビアーといったMLBでお馴染みの選手たちが出場を表明していることについて触れた上で、「2022年ナショナルリーグサイ・ヤング賞投手のサンディ・アルカンタラ（マーリンズ）と、2022年ワールドシリーズMVPのジェレミー・ペーニャ（アストロズ）も出場する方向である」とし、アメリカ同様に豪華ラインナップとなることを強調。

一方、3番人気の日本については、「優勝する可能性はより低くはなるが、WBCを複数回制覇している唯一のチームであることに変わりはない」とした上で、「押しも押されもせぬスターであるショウヘイ・オオタニは、NPB時代にチームの監督だったヒデキ・クリヤマの元で、再びプレーすることになる」と、かつての師弟コンビ復活を注目ポイントとしている。

他のブックメーカーサイトも含め、この3強のオッズが今後どのように変化していくかをチェックするのも、開幕前の楽しみの1つとなりそうだ。