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菊池雄星、今季は6勝7敗1セーブ、防御率5.19
2022年シーズンのブルージェイズは、激戦区となったアメリカンリーグ東地区からプレーオフ進出を果たすも、本拠地ロジャーセンターでのワイルドカードシリーズでは、マリナーズに2連敗を喫して敗退する不本意な終わり方をした。
不本意という意味では、今季からトロントへ移籍し、先発ローテーションの一角としての働きが期待されながらも、最終的にはブルペンでシーズンを終えた菊池雄星も、同じような形でシーズン終了を迎えた。菊池は3年契約でブルージェイズに入団したため、まだ2年の契約を残しているわけだが、気になるのは、2022年レギュラーシーズンの成績を受け、果たして来季のスプリングトレーニングはどのような立場で迎えることになるのかというところ。
『MLB.com』でブルージェイズを担当するキーガン・マセソン記者は、現地8日付で「ブルージェイズのGMが先発ローテーションの補強を模索」と題した記事を投稿し、ブルージェイズが来季へ向け、どのように先発ローテーションの陣容を整えることになるかについての展望を示した。
マセソン記者は記事の冒頭で、ワイルドカードシリーズ敗退となった2022年のブルージェイズについて、「良と最良の中間」と評した上で、来季へ向け、「打てる打線はほとんど同じような顔ぶれとなる」が、「先発ローテーションには何人か新顔が必要」と分析。
さらに同記者は、2022年ア・リーグ サイ・ヤング賞最終候補に選出されたアレック・マノア、そしてケビン・ガウズマンとホセ・ベリオスは鉄板としつつ、「それ以外の枠は完全に開かれている」とし、「短期契約を求めているベテランのフリーエージェント、調子上向きの復活候補、あるいはトレードで獲得できる制球力のある先発投手の何れかが必要」と主張した。
記事ではロス・アトキンスGMによる「もう1人、先発投手を獲得しようとしています。その上で、すでにここにいる投手たちの負荷や埋めなければならないイニングという見地から、それが何を意味するのか考えることにします」とのコメントを掲載。
日本人左腕については、契約が2年残っており、2022年は防御率が5.19だったという事実を挙げた上で、「キクチはしばしば全くストライクゾーンへ入らなくなり、その過程でブルージェイズのブルペンに余分な負荷を与えた」と指摘。
しかし、「ブルペンに移った後、最後の最後で微かな希望の光を見せた」ことから、「ブルージェイズにとって、スプリングトレーニングを迎える上でのキクチの最良の立ち位置は、先発ローテーションの推定メンバーではなく、ポジションを争う6番手の先発投手になる」と論じた。
このストーブリーグは、先発ローテーションの補強に向けたブルージェイズの動きが注目の1つとなる。
J SPORTS 編集部
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