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ワールドシリーズ第4戦
アストロズの投手陣が2夜連続で史上初の記録をマークした。ランス・マカラーズJr.がポストシーズン史上初となる1試合5被本塁打を喫した翌日の夜、同じ球場でアストロズ投手陣が史上初となるワールドシリーズ(WS)での継投によるノーヒットノーランを達成したのである。
5ホーマーによる7失点を喫したばかりだったアストロズは、シリーズ第4戦で王手回避をかけて先発登板したクリスティアン・ハビアーが6回無安打無失点と快投すると、その後もブルペンから3人が継投でのノーヒッターリレーを完遂した。WSにおけるノーヒットノーランは1956年にヤンキースのドン・ラーセンが完全試合を達成して以来であり、継投でのノーノーは史上初の快挙となった。
これによりシリーズは2勝2敗の五分となり、ヒューストンのミニッツメイドパークにおける第6戦の開催が確定した。最後の2試合を敵地で戦わなければならなくなったフィリーズにとって、今季ホームのシチズンズバンクパークでの最後の試合となるシリーズ第5戦は、是が非でもワールドシリーズ制覇へ王手をかけたいゲームとなった。
ただ、エースのザック・ウィーラーが疲労への懸念により第6戦へ回ることとなったため、この本拠地での大一番には、元々雨天延期となる前に第3戦での先発が予定されていたノア・シンダーガードが先発マウンドに上がることになる。シンダーガードはこのポストシーズンに長丁場を投げておらず、第5戦は準ブルペンデーの先発投手として、試合序盤のマウンドのみを任せることになる公算が高いが、長髪の右腕がどのように試合序盤を作れるかは見物である。
一方、敵地で王手の可能性が出てきたアストロズでは、投手陣による快挙達成の裏で、渋い記録の達成へ向け、粛々と役目を果たしている仕事人がいる。ユリ・グリエルはこの第4戦で4打数2安打1打点と打席できっちり仕事をし、このポストシーズンの打率をアストロズのスタメン選手でトップとなる.348としている。
彼はこのシリーズ2勝目を挙げた試合でも三振をしなかったことで、ポストシーズンにおける連続無三振打席数を46打席に伸ばしたのである。『MLB.com』によると、これは現在アストロズを指揮するダスティー・ベイカー監督が現役時代の1981年に達成した歴代5位に並ぶ記録とのこと。
ちなみに、同サイトによると、歴代1位のジョーイ・コーラ(51打席)を筆頭に、デビッド・エクスタイン(50打席)、2019年のグリエル(48打席)、そしてティム・フォリ(48打席)がポストシーズンでの連続無三振打席数4傑に名を連ねているとのこと。第5戦以降は、このグリエルの記録がどこまで伸びるかにも注目したい。
#アストロズ 打線がつながり、継投ノーヒットノーランを達成した #ワールドシリーズ 第4戦!!今日のハイライトをご覧ください#2022ワールドシリーズ pic.twitter.com/PVjw40X0zW
— MLB Japan (@MLBJapan) November 3, 2022
J SPORTS 編集部
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