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ダルビッシュ有、ポストシーズン初戦に登板
MLBはレギュラーシーズンが幕を閉じ、現地10月7日(日本時間8日)からは各地でワイルドカードシリーズが幕を開ける。
その第1戦でダルビッシュ有が先発登板するパドレスは、敵地シティフィールドにてメッツとの3連戦(第3戦は必要に応じて)に臨むこととなったわけだが、2大エースを要するメッツは、ジェイコブ・デグロームではなく、マックス・シャーザーが第1戦の先発マウンドに上がる。
既報の通り、パドレスとメッツがポストシーズンで対戦するのは、今回が初めてとなるが、参考情報として添えておくと、今季パドレスはレギュラーシーズンにおけるメッツとの対戦成績を4勝2敗としており、ホームと敵地での3連戦をそれぞれ2勝1敗と勝ち越している。
また、ダルビッシュは今季、メッツ戦で2試合(本拠地と敵地で1試合ずつ)に先発登板して戦績を2勝無敗としているが、その内容は計14イニングを投げ、6安打1失点、15奪三振1四球と、『メッツ・キラー』と称しても大袈裟ではない数字となっている。
対する、シャーザーは今季レギュラーシーズンでパドレスとは1度対戦しており、この際は本拠地で敗戦を喫するも、6回5安打2失点、8奪三振1四球と、内容自体は好投と言えるパフォーマンスを見せている。客観的に見て、両先発投手の甲乙はつけ難いものの、この両チームの対戦においては、日本人右腕の方にやや分があると言えそうだ。
では、パドレスにシリーズ勝ち抜け王手をかける先勝をもたらしたいエースは、特にどの打者に注意すべきなのか。『MLB.com』はこのシリーズ第1戦のみどころ記事の中で、メッツの『ホットな選手』として9月のナショナル・リーグMVPに輝いたエドゥアルド・エスコバルを挙げている。
先月は26試合で24打点と大暴れした三塁手について、「彼は10月に入って少し冷めてきたものの、ダルビッシュとキャリアを通じて対戦した17打席で、3本の長打を打っている」と、相性の良さを指摘している。
また、リードオフのブランドン・ニモは「連続試合本塁打を含む5試合連続安打のままプレーオフに臨む」ことから、そしてナ・リーグ首位打者に輝いたジェフ・マクニールは「最後の10試合の打率を.465とした」ことから、目下『メッツで最もホットな打者』として注目選手に挙げている。
これ以外にも、メッツはスター選手のフランシスコ・リンドーア、そして今季も40本塁打、131打点をマークしてメジャー屈指のスラッガーであることを証明したピート・アロンゾと、屈強なラインアップを擁しているだけに、ダルビッシュが先発マウンドに上がるこのシリーズ第1戦は、スリルとみどころに富んだゲームとなるだろう。
J SPORTS 編集部
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