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野球 コラム 2022年9月29日

大谷翔平、現地メディアがその偉業を改めて振り返る

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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大谷翔平、あと2回の登板で規定投球回を目指す

エンジェルスの二刀流スター、大谷翔平がリアル二刀流で先発出場した現地9月23日のツインズ戦で、史上初のシーズン30本塁打&200奪三振を達成したのは既報の通り。この偉業について、『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者が最新の記事で改めて振り返っているので、本日はそちらの記事を紹介しよう。

ボリンジャー記者は現地28日付で投稿した「オオタニが奪三振で新たな節目の偉業を達成」と銘打った記事の冒頭で、「二刀流センセーションのショウヘイ・オオタニはツインズ戦でキャリア初の200奪三振を達成し、またしても新たな節目の大記録に到達した」とした。

その上で、「このプロセスの中で、彼はシーズン200奪三振を達成した選手の中で誰よりも多くの本塁打を打つという新たな記録を達成した」と、大谷の偉業を振り返った。

ちなみに、記事によるとこれまでシーズン200奪三振を達成した選手で、最も多くの本塁打を放っていたのは、1965年のドン・ドライスデールと1966年のアール・ウィルソンで、その本数は7本だったとのこと。

続けてボリンジャー記者は、「これにより、オオタニはヤンキースのスラッガー、アーロン・ジャッジと並んで、アメリカン・リーグMVPの候補として目されているだけでなく、ア・リーグのサイ・ヤング賞候補としても考えられている」とした。

そして、「オオタニは26試合に先発登板して14勝8敗、防御率2.47とし、先発登板を2試合残しており、エンジェルスタジアムでの木曜のアスレチックス戦で投げたのち、10月5日にオークランドで投げてレギュラーシーズンを終えることになる」と、今後の見通しについて伝えた。

記事では投手・大谷の成績について、「153回を投げて、203奪三振、42四球、14被本塁打」と要約した上で、「水曜の試合前の時点で、オオタニは9回あたりの奪三振数(11.9)でメジャー1位にランクインしており、奪三振数、防御率、勝利数でア・リーグ4位につけている」と、瞠目のスタッツとランキングをピックアップした。

記事では、この他の今季ア・リーグのサイ・ヤング賞候補として、「179回を投げ、14勝7敗、防御率2.06、222奪三振としているホワイトソックスのディラン・シース」、「163回を投げて17勝4敗、防御率1.82、167奪三振としているヒューストンのジャスティン・バーランダー」、そして「190回2/3を投げ、15勝7敗、防御率2.31、176奪三振としているトロントのアレック・マノア」の名を挙げている。

エンジェルスのフィル・ネビン監督代行は大谷によるサイ・ヤング賞獲得の可能性について、「私は、彼がその話題の中に完全に入っていると思う。彼はイニングをこなすことで、そこに到達することになる。個人的には、勝ちたい大きな試合では、彼以上にマウンドに出したいと思わせる選手は誰もいない。私は心から、彼がその議論に入るべきだと思っている」と述べたとのこと。

また、記事では「オオタニは(スタッツのランキングで)リーグ上位の選手に比肩するためには(規定投球回の)162イニングに到達する必要があるものの、彼は打者と投手の両方で規定に達した史上初の選手として歴史を作るペースにある」と指摘。

大谷が到達する見込みとなっているMLB史上初の同一シーズン規定打席(こちらは既にクリア)&規定投球回の達成について触れており、これについてはツインズのスター選手であるカルロス・コレアによる「ショウヘイのやっていることをさらに素晴らしくしているのは、彼が100マイルのボールを投げつつ、打ってボールを500フィート飛ばせるという事実ではなく、彼がずっと健康でい続けられることなんだ」。

「それは、とにかく、かなりタフなことだ。6、7日おきに投げ続けつつ、毎日打つということに、僕は最も感銘を受ける。見ての通り、僕は彼のファンだ。僕はあの男を大いに称賛している。僕は彼がメジャーリーグの歴史で初めて常識を超えた最高の選手だと思う」とのコメントを添え、この偉業の持つ価値の高さについてまとめた。

J SPORTS編集部

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