ダルビッシュ有、鬼門の地で自己タイの16勝目。プレーオフ進出のマジックナンバーは「8」

ダルビッシュ有、16勝目をマーク

頼りになるエースが、2試合連続で接戦を落としたチームの連敗を止めた。パドレスのダルビッシュ有は現地9月24日（日本時間25日）、敵地クアーズフィールドでのロッキーズ戦で先発登板すると、6回5安打2失点、8奪三振1四球の好投で7試合連続となるクオリティスタートを達成し、チームの勝利に貢献した。この試合を9-3で勝利したパドレスは、ワイルドカード争い2番手の位置を取り戻した。

現地紙『ワシントンポスト』は、同日付で電子版に「ダルビッシュが16勝目を挙げ、パドレスはワイルドカードレースで前進」と題した記事を掲載し、その冒頭で、「ユウ・ダルビッシュは先頭打者本塁打を打たれた後に落ち着き、キャリアハイに並ぶ16勝目を挙げ、サンディエゴ・パドレスは土曜の夜にコロラドを9-3で下したことで、ナ・リーグのワイルドカード争いで2位に浮上した」と右腕の勝利を伝えた。

記事では、ダルビッシュが6回を87球で投げ切ったことから、「効率的な6イニングで8奪三振」としつつ、「現ナ・リーグ週間MVPは、ライアン・マクマンに投じた4球目のスプリットを右翼フェンスの向こう側へ運ばれたことで、16イニング連続無失点が終わりを告げたのを目にした」と、3試合ぶりに右腕が相手に得点を献上した場面について振り返った。

また、現地局『NBC』のサンディエゴローカルは、電子版に同日付で「パドレスはダルビッシュと、珍しい大量得点に支えられクアーズフィールドで勝利」と題した記事を掲載し、その中でエースの投球について、「ユウは素晴らしい9月を継続させた」と伝えた。

同様に、地元紙『サンディエゴユニオントリビューン』は、同日付で電子版に掲載したパドレスの勝利を伝える記事の中で、「パドレスの上位打線とユウ・ダルビッシュは、土曜の手柄の大部分を手にした」と、自身の連勝を6に伸ばした右腕のパフォーマンスを評価した。

一方、『MLB.com』でパドレスを担当するAJ・カッサベル記者は、パドレスがクアーズフィールドではこの試合前までの直近15試合で14敗と、デンバーのスタジアムを鬼門としていたことから、試合後に「パドレスがクアーズフィールドの悪魔を退治し、ワイルドカードレースで上昇」と題した記事を投稿。

その中で、この勝利により「パドレスのプレーオフ進出へのマジックナンバーは8となった」と、苦手とする地で挙げた大きな意味を持つ1勝について伝えている。

【 #パドレス 】#ダルビッシュ有 がロッキーズ戦で6回2失点8奪三振、メジャー自己最多タイの16勝目をマークしました
24回目のQSは依然としてリーグトップの数字です#日本人選手情報https://t.co/e2yBoyUjuE pic.twitter.com/NiJKZo56wI

— MLB Japan (@MLBJapan) September 25, 2022

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