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ダルビッシュ有、2安打で8回を無失点
ダルビッシュ有がまたもエースの面目躍如を果たす快投を見せた。パドレスの右腕は現地9月13日(日本時間14日)、敵地Tモバイルパークでのマリナーズ戦に先発登板すると、8回94球を投げ、2安打無失点、7奪三振無四球と圧巻のパフォーマンスで今季14勝目(7敗)を挙げた。試合はパドレスが2-0で勝利し、ナショナル・リーグにおけるワイルドカード争い3番手の座を堅持した。
『MLB.com』でパドレスを担当するAJ・カッサベル記者は、試合後に投稿した記事の冒頭で、パドレスの現況について、「ナショナル・リーグのワイルドカードレースは厳しくなっている。スケジュールは、どんどんタフになっている。カレンダーが10月へ近づく度に、各試合がパドレスのシーズンの行方を左右するのではないかと感じられるようになっている」とした。
その上で、準マダックスとも言える効率的かつ支配的なピッチングを見せたダルビッシュについて、「時節の重要度が大きくなればなるほど、ユウ・ダルビッシュは良くなるようだ」としつつ、「ベテラン右腕が送る復興のシーズンの中でも、恐らく最高の登板だった」と伝えた(マダックス=100球未満で完封)。
一方、地元紙『サンディエゴユニオントリビューン』は同日付で「ダルビッシュが8回を投げ、ヘイダーがパドレスのマリナーズに対する完封勝利を締めくくる」と題した記事を掲載し、その冒頭で右腕による獅子奮迅の働きについて、「ユウ・ダルビッシュはできる限りの力を尽くして、パドレスの打者が何とか挙げた少量の点差を守り切った」とした。
また、続けて「ジョシュ・ヘイダーは、ダルビッシュの珠玉の投球を締めくくる上で必要とされていることを成した」と、最終回の守護神へのリレーについて伝えた。
さらに記事では、無双状態だったダルビッシュの投球について、「マリナーズはダルビッシュに対して、事実上何もできなかった」とし、途中、右腕が打者16人を連続して打ち取った場面について振り返りつつ、「今季、ダルビッシュが7回以上に達したのはこれが14度目であり、これはメジャーで2位の数字だ」と、先発ローテーションを牽引するダルビッシュの無類の安定感について要約した。
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