ダルビッシュ有、日米通算3000奪三振で12勝目に花を添える

ダルビッシュ有、12勝目＆日米通算3000奪三振

パドレスのダルビッシュ有は現地9月2日（日本時間3日）、敵地ドジャースタジアムでのドジャース戦に先発登板すると、古巣の超強力打線を相手に、7回2安打無失点、9奪三振と快投し、今季12勝を挙げた。

右腕は5回に、かつてのナ・リーグMVP、コディ・ベリンジャーから三振を奪って日米通算3,000奪三振の記念碑的節目に到達し、自身の白星に華を添えた。

MLBでパドレスを担当するA.J.カッサベル記者は、試合後、「Misuta（みすたあ）3,000：ダルビッシュが国際的（日米通算）奪三振の大台に達する」と題した記事を投稿。

その冒頭で「ユウ・ダルビッシュはプロとして、かなり長い間、打者を三振に打ち取ってきた」と前置きした上で、「金曜夜のドジャースタジアムでのパドレスによる7-1の勝利の間、彼はなんとその数字を3,000にした」と、エースによる快挙達成を伝えた。

続けてカッサベル記者は、「ダルビッシュが5回にコディ・ベリンジャーから奪った三振は、メジャー10シーズン目における1,750個目の奪三振であり（イニング数的に見ると、この数字に達したのは、彼が史上最速である）、彼の日本でのニッポンハム・ファイターズ時代の1,250奪三振を上乗せすると、ダルビッシュは、金曜にかなりの偉業を達成した」と、その日米通算奪三振の内訳と、MLBにおけるダルビッシュの奪三振の驚異的なペースを振り返った。

なお、日米通算3,000奪三振は、かつてドジャースやレッドソックスなどでプレーした野茂英雄氏以来、史上2人目となる大記録となったわけだが、記事では、「MLBとNPBの両リーグでそれぞれ1,000奪三振をマークしつつ、合計3,000奪三振を記録した投手は、かなり排他的なグループに入ることになるのだが、その2人はともに、現在パドレスに雇われている」とした。

その上で、「ダルビッシュはこの偉業を達成したわずか2人目の選手として、日本人投手のアイコンであるヒデオ・ノモの仲間入りを果たした」と、日米通算3,122奪三振を記録し、現在、パドレスで球団アドバイザーを務めるレジェンドについて触れている。