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大谷翔平、2年連続MVPなるか
今季アメリカン・リーグのシーズンMVPを巡るレースは、目下、類稀なるペースで本塁打を量産しているヤンキーズのアーロン・ジャッジが、現タイトル保持者であり、二刀流で日々歴史を作っているエンジェルスの大谷翔平をリードしているというのが、一般的な見方となっているようだ。
『MLB.com』は現地24日付で「各チームから1人の受賞候補者」と題した記事を掲載し、各チームから1人ずつ選出した今季の受賞候補者(MVP、サイヤング賞、新人王、最優秀監督賞の何れか)に寸評を加えているのだが、この記事もそんな見方を裏付ける内容となっている。
もちろん、エンジェルスからはMVP候補として大谷が選ばれており、「鍵となるスタッツ」として「打者としてバレル率で、98番目のパーセンタイルに入っており、投手として奪三振率で96番目のパーセンタイルに入っている」点を挙げている。
そして、二刀流スターの2年連続MVP獲得への見通しについて、「現時点ではジャッジが暫定的にリードしており、オオタニが時間を失っているのは決して助けにはならないが、彼は昨年ほどの打者ではないものの、より良い投手になっている。そして、今も彼と同じような選手は誰一人としていないままである」と評している。
一方、ヤンキースからMVP候補として選出したジャッジについては、「鍵となるスタッツ」として「48本塁打は今季MLBで他の誰よりも14本多い(MLBで2位の選手と14本差)」点を挙げている。
そして、「このところ、ホームランのペースは落ちてきたが、それでも彼は歴史的なシーズンを形にしようとしている。もし、ヤンキースがア・リーグ東地区で優勝し、彼が60本塁打に到達したならば、選択はかなり簡単なものになるかもしれない」との寸評をつけている。
なお、ア・リーグではガーディアンズのホセ・ラミレス、そしてレッドソックスのラファエル・デバースもMVP候補として選出されており、ア・リーグトップの37二塁打をマークしているラミレスについては、「彼は(MVP投票で)2020年に2位、そして昨年は6位に入っている。2017年と2018年と同様に、彼が3位になりそうなのは、間違いなさそうだが、もし、ジャッジか、オオタニが調子を落としたとすると、次に抜け出てくる候補者は彼である」としている。
本命:ジャッジ、対抗:大谷、穴:ラミレスというのが、現時点でのMLB公式の見立てのようだ。
J SPORTS 編集部
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