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大谷翔平、4回3失点
今季11勝目を期し、体調不良を押して現地8月21日(日本時間22日)の敵地タイガース戦に「3番・投手兼指名打者」で先発出場した大谷翔平だったが、4回5安打3失点、2奪三振4四球で今季8敗目を喫した。試合はエンジェルスが0-4で敗れ、2連敗でシリーズ負け越しとなった。なお、大谷による4四球はシーズン最多であり、2奪三振はシーズン最少。
『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は試合後、「オオタニがシリーズ最終戦で胃腸炎に妨げられる」と題した記事を投稿し、冒頭で「ショウヘイ・オオタニが昨年の8月中旬にコメリカパークで投げたとき、彼は力強い8イニングを投げつつ、シーズン40号本塁打をかっ飛ばす活躍を見せ、ア・リーグMVPを獲得したシーズンの中で最も記憶に残る試合の1つとなった」と前置き。
その上で、「しかし、二刀流スターは日曜のタイガース戦でその再現を果たせず、シリーズ最終戦を4-0で落とした試合で、彼はウイルス性胃腸炎に悩まされ、珍しく荒れた登板となった」と、大谷の敗戦を伝えた。
さらに記事では、「球団は7回に、大谷がウイルス性胃腸炎で途中交代したことを発表」した旨を伝えつつ、「フィル・ネビン監督代行は、オオタニの体調不良については、オオタニが試合前にブルペンで投げるまで知らず、それ故、土壇場の交代を行うには遅すぎたと述べた」と、大谷が体調不良を押して登板した経緯を伝えた。
ネビン監督代行は大谷の体調について、「彼はブルペンから体調が優れなかった。彼は少し不快だったが、それでも試しに出場することを望んだ。彼は我慢を強いられることになるのは分かっていたし、実際にそうなった。4回を終えると、彼の体調は打席に立つのに十分でなかったので、そこで交代させる必要があった」と述べた、
さらに「いつも我々は彼のことをスーパーマンと呼ぶが、彼も人間だということが見てとれた。ただ、これだけ連戦続きの中で、4回まで辛抱強く投げてくれたのは、我々にとってかなり大きかった。彼は投球間に時間をかけ、呼吸を整えようとしていた。彼は試合に出続けることに強くこだわった。彼の球威は出ていた。試合の第1球はグリーンに打たれたが、彼の球速は普段通り上がっていった」と評した。
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