大谷翔平、オールスターは「1番・指名打者」でカーショーと対戦

大谷翔平、オールスターは1番・指名打者で出場

今年のMLBオールスターゲームでは、大谷翔平による二刀流パフォーマンスが見られない見通しであることが明らかとなった。現地メディアの伝えるところによると、エンジェルスの二刀流スターは、「1番・指名打者」として2年連続となるリードオフでの先発出場を果たすことになるが、オールスターブレーク直後の試合で登板することから、今年のオールスターゲームではマウンドに上がらないとのことである。

『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は、現地18日付でこの旨を伝える速報記事を投稿し、その冒頭で「ショウヘイ・オオタニは火曜夜にドジャースタジアムで行われるオールスターゲームでは、二刀流選手にはならない」とした。

その上で、「この月曜にエンジェルスのスーパースターは盛夏のクラシックで登板しない予定であることが明らかとなり、その代わり、オオタニはヘイローズ（エンジェルスの愛称）が、シーズン後半戦を再開する金曜に試合で先発登板できるよう準備したい意向であるとのこと」と伝えた。

また、リードオフの指名打者として先発出場し、ナショナルリーグから先発登板するクレイトン・カーショーとの対戦が実現することから、「これまでカーショーに対し、キャリア通算8打数無安打としているオオタニは、恐らくオールスターゲームではカーショーと2打席対戦することになる」と伝えた。

そして、「キャリアで初めてオールスターの先発投手を務めるカーショーは、オオタニを称賛するばかり」として上で、将来の殿堂入り左腕による「ショウヘイにはかなり感銘を受ける。僕はただ投げることに務めていて、言うまでもなく、前まで、打撃はたまにするだけだった」。

「それだけに彼のしていることは素晴らしい。これは野球にとっても本当に素晴らしいこと。彼がやっているように、投打の両方で卓越できる選手がいるのは、素晴らしいことだね。それにこのゲームのファンとして、見ていて楽しい」とのコメントを掲載した。

また、大谷は今夏の祭典において、ホームランダービーへの出場を辞退したが記事によると、これについてフィル・ネビン監督代行は、「私は身体の自己管理について、（オオタニ以上に）これ以上信頼している選手は他にいない。彼は（オールスターの）試合で2度、打席に入るだろう」。

「しかし、ホームランダービーはかなり体力を使うんだ。中には、毎年上手く対処し、好きで出場している選手もおり、昨年、彼が良い時間を過ごしたのも知っているが、彼はあれがどれだけ体力を奪うのか知っており、シーズン再開時にその疲れを残したくないのだと思う」と述べたとのこと。

オールスターゲームにおいて、2年連続二刀流スタメン出場が実現しないのはいささか残念なところだが、日本人選手初となる2年連続でのシーズンMVP＆初のサイヤング賞獲得へ向けては、これが最善の策と言えそうだ。