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野球 コラム 2022年5月15日

【ハイライト動画あり】大谷翔平、MLB100号記念。公式サイトが選ぶ本塁打ベスト10

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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大谷翔平の本塁打ベスト10

エンジェルスの大谷翔平が、現地5月14日(日本時間15日)に敵地で行われたアスレチックスとのダブルヘッダー第2戦で、MLB通算100号本塁打を放ったのは既報の通り。

『MLB.com』は二刀流スターの大台達成を記念し、通算100号アーチがスタンドに吸い込まれてからほとんど間を置かずに、「オオタニ100本塁打のベスト」と題した、もう何日も前から温めておいたと思われる記事を掲載した。以下、デビッド・アドラー記者の投稿した記事にリストアップされた大谷のメジャーにおける本塁打トップ10である。

◆10位: 2022年5月9日レイズ戦(相手投手カルバン・フォーシー)

まだ記憶に新しい大谷のキャリア初となった満塁弾について、記事では「2021年にシーズンMVPを獲得するほど卓越し、2018年に新人王を獲得するほど素晴らしく、日本でも最高の選手であったにもかかわらず、オオタニにはプロ野球のキャリアで達成していない事が1つあった。それは、グランドスラムを打つこと」とした上で、「彼は2022年、ビッグA(エンジェルスタジアムの愛称)でレイズから逆方向へ満塁弾を放つことで、遂にそのチェックボックスに印をつけた」としている。

◆9位: 2018年4月6日アスレチックス戦(相手投手ダニエル・ゴセット)

記事では、この本塁打について「オオタニによる最初の大きなホームラン」とした上で、この2日前にサイヤング賞投手のコーリー・クルーバーから本塁打を打っていたことから、「それはオオタニが本物であることの最初の兆候だったが、この本塁打により確信に変わった」とし、打球初速112.4マイル(180.9キロ)、推定飛距離449フィート(136.9m)の一発を「オオタニが初めてエリート級のMLBパワーを見せつけた美しいホームラン」と形容している。

◆8位: 2021年6月8日ロイヤルズ戦(相手投手クリス・ブビック)

「470フィート(143.3m)。よんひゃくななじゅっフィートである」と、アドラー記者はキャプションの冒頭でこの大谷によるキャリア最長不倒の本塁打の凄さを端的に表現した。

◆7位: 2021年8月18日タイガース戦(相手投手ホセ・シスネロ)

これは、大谷の昨季40号となる本塁打だが、記事では「オオタニによる40号ホームランは、他の数字と一緒にすると、驚異的な偉業となる」とした上で、昨季、大谷が40本塁打、25盗塁、100打点、150奪三振を達成したことについて触れ、「これまで野球の歴史上、こんなシーズンはなかった」と振り返った。

◆6位: 2018年9月5日レンジャーズ戦(相手投手オースティン・ビベンス=ディルクス)

記事では、この本塁打を放った試合前に、大谷がトミー・ジョン手術を必要としていることが明らかとなっていたことから、「このホームランは、オオタニがどれだけ唯一無二の選手であるかを完璧に表現している」とした上で、普通の選手であれば、トミー・ジョン手術を受けることから、この試合前にシーズン終了となっているはずだが、「オオタニは比類ない選手であり、彼にとっては単に数時間後にDHとしてプレーし、1本のみならず、2本の本塁打を打つことを意味した」と表現した。

◆5位: 2021年5月16日レッドソックス(相手投手マット・バーンズ)

敵地フェンウェイパークで、9回二死から放ったこの逆転本塁打について、アドラー記者は、「今日までのオオタニによる最大のクラッチホームラン」とし、「彼は、まだメジャーリーグではサヨナラホームランを打っていないが、これは同じくらい大きな一打だった」と、選出理由について綴っている。

◆4位: 2021年7月7日レッドソックス戦(相手投手エドゥアルド・ロドリゲス)

大谷が日本人選手としてのシーズン最多本塁打記録を更新し、ゴジラ超えを果たした昨季32号本塁打について、記事ではその打球初速が114.5マイル(184.3キロ)、推定飛距離が433フィート(132m)だったことから、「完璧なロケット」と表現している。

◆3位: 2021年6月28日ヤンキース戦(相手投手マイケル・キング)

この一発がトップ3入りを果たした理由は、その打球初速にある。打球初速が驚愕の117.2マイル(188.6キロ)に達したこの本塁打について、記事では「エンジェルスは2015年にスタットキャストが導入されて以降、1,000本以上の本塁打を打っているが、オオタニはその中で最も強い(打球初速の速い)本塁打を打った」とし、「これはマイク・トラウトやアルバート・プホルスの打ったどの本塁打よりも打球初速が速く、実際のところ、オオタニが破った記録は彼自身が保持してものだった」と振り返った。

◆2位: 2018年4月3日インディンアンス(現ガーディアンズ)戦(相手投手ジョシュ・トムリン)

記念すべきメジャー第1号である。記事では、デビューシーズンのスプリングトレーニングで、後の二刀流センセーションが苦戦していたことについて、「彼はここでスターになれるのか疑問が浮上していた」と振り返りつつ、「オオタニはすぐ様、それらの疑問に対して応え始めた」とした上で、「4月1日の投手デビュー戦で勝利した2日後、オオタニはエンジェルスタジアムでの本拠地最初の打席で、打者として最初の本塁打をマークした」と、遠大な二刀流スターの物語の幕開けを回顧した。

◆1位: 2021年4月4日ホワイトソックス戦(相手投手ディラン・シース)

いわゆる“リアル二刀流”デビューで放った大谷のこの一打について、記事では「これはオオタニのホームランの定義である」とし、「これはオオタニによる2021年のMVPシーズンが本格的に幕を開けた試合であり、初めて同じ試合で打って投げた彼は、1回表に投手として100マイル越えを3回マークすると、その裏の攻撃で打席に出てきて、これをやったのである」と、「打球初速115.2マイル(185.4キロ)、推定飛距離451フィート(137.5m)のモンスターホームラン」について振り返った。

さらに記事では、「スタットキャスト史上、オオタニは同じ試合で100マイル越えの投球を投げ、115マイル越えの打球を打った唯一の選手であり、ましてそれを同じイニングでやってのけたのである」として、1位に選んだ本塁打に関する記述を締めくくっている。

J SPORTS編集部

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