鈴木誠也、MLB公式の新人パワーランキングの首位に

新人パワーランキング1位の鈴木誠也

『MLB.com』は現地3日、今季最初の新人パワーランキングを発表した。同サイトは今後、月1で更新されることになるこのランキングについて、「これは、現時点で新人王が手渡されると仮定した場合に、誰が獲得するかに対する投票ではない」とした、

さらに「これは現在のパフォーマンスと、残りのシーズンに対する期待値のコンビネーションに、我々の有望株専門家の個人的見解を加えたもの」と前置きした上で、現時点でのルーキー上位10人を選出。堂々の1位には、カブスの鈴木誠也が選ばれた。

同サイトは現時点のナンバーワンルーキーに選んだ日本人スラッガーについて、「これは、誰にとっても、余りに理に適い過ぎている」とした上で、「我々は今年を迎えるにあたり、スズキを大のお気に入りとし、シーズン開幕前には、彼をナショナル・リーグ新人王の最右翼と位置付けた」と、開幕前から期待値が高かったことについて言及。

開幕後の活躍について、「かつての日本セントラル・リーグのスター選手はホットなスタートを切り、（彼を新人王候補に予想した）全ての人々を有能に見せた」とし、「スズキは打撃成績を打率.278/出塁率.398/長打率.528として火曜の試合を迎えるわけだが、これは、新人王はおろか、MVP投票で下位の票を得られるほどの数字だ」と評価した。

これに続けて、記事では、「スズキより打点、二塁打、四球、あるいは安打を多く記録したルーキーはこれまでいなかった」と、1位選出の理由について付け加えた。2位以下のランキングは次の通り。

2位：フリオ・ロドリゲス（外野手、マリナーズ）
3位：ジェレミー・ペーニャ（遊撃手、アストロズ）
4位：ジョー・ライアン（投手、ツインズ）
5位：ボビー・ウィットJr.（三塁手、ロイヤルズ）
6位：スペンサー・トーケルソン（一塁手、タイガース）
7位：マッケンジー・ゴア（投手、パドレス）
8位：ジョーイ・バート（捕手、ジャイアンツ）
9位：スティーブン・クワン（外野手、ガーディアンズ）
10位：アドリー・ラッチマン（捕手、オリオールズ）