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メジャーで初安打、加藤豪将
ブルージェイズの加藤豪将が遂にMLB初安打を記録した。
現地4月27日(日本時間28日)に本拠地でのレッドソックス戦に「8番・二塁」でスタメン出場した日本のユーティリティプレーヤーは、4回にメジャー初安打となる二塁打を放ち、塁上でダグアウトに向かってにこやかにガッツポーズを送って喜びを表現すると、イニングの終わりには、ブラディミール・ゲレーロJr.やジョージ・スプリンガーといったスター選手たちから祝福の抱擁を受けた。
この心温まるシーンを現地実況は「彼はスーパーナイスガイ。彼は常に良いムードで常にスマイル。皆が彼と一緒に喜んでいる」と伝えた。
一方、『MLB.com』は試合終了直後に加藤のメジャー初安打を伝える速報記事を掲載。その冒頭で、「ゴウスケ・カトウは5回にロジャースセンターの守備についた際、涙を堪えていた」と前置きした上で、「ザ・ユーティリティ男は、メジャーでのキャリア初ヒットを記録し、ハイファイブ(ハイタッチ)と祝福の嵐を浴びたのだった」と伝えた。
また、記事では初安打を放つまでの加藤について、「カトウの打撃力は、ブルージェイズが12月に彼とマイナーリーグ契約を結んだ主な理由ではなかったが、この記念碑的なヒットの前も、彼はこのところ、静かに質の高い打席を見せていた」とし、これまでの加藤による2四球、2得点を評価。
さらに、これまで僅か1三振の加藤について、「彼はこれまでゾーンの外のボールにはほとんど手を出しておらず、何であれ与えられたものを進んで受け取る姿勢を見せていた」とした上で、メジャーでの起用について、「その打席での忍耐に加え、一塁、二塁、三塁、そして左翼を守れる能力、さらには質の高い走塁も持っているのだから、トロントがカトウに賭けてみたのも理に適っているのである」と伝えた。
記事によると、ブルージェイズのチャーリー・モントヨー監督は、「もちろん彼には、(MLB通算安打数が)2本だった私よりも多く打って欲しいと思っている。彼にはもっと沢山打って欲しいけれど、それにしても、あれは最高だった。皆が彼と一緒に喜んだ。と言うのも、我々は誰もがメジャーにたどり着いて、この場でヒットを打つのがどれだけ難しいことかを知っているから。彼はそれをやったんだ。それは、誰にも取り上げることはできないんだ」と述べ、努力の報われた27歳を称えたとのこと。
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