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野球 コラム 2022年4月20日

【ハイライト動画あり】菊池雄星、5回1失点の好投。現地メディアは「急ピッチで順応が進んでいる」

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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菊池雄星、2度目の先発で好投

ブルージェイズの菊池雄星は現地4月19日(日本時間20日)、敵地フェンウェイパークでのレッドソックス戦に先発登板すると、5回を投げ、3安打1失点、3奪三振3四球と役割を果たすも、打線の援護に乏しく、1-1の状況で降板となったため、今季初勝利はお預けとなった。試合はレッドソックスが2-1で勝利した。

トロントのユニフォームで初めて好投した左腕に対し、『MLB.com』でブルージェイズを担当するキーガン・マセソン記者は、「キクチは落ち着くも、得点の援護が得られなかった」と題した記事を投稿し、その中で「勝利に値する登板だった」と評価した。

同記者は記事の冒頭で、この日の菊池が立ち上がりに精彩を欠いたことから、「火曜の夜のフェンウェイパークでの10分間、ユウセイ・キクチは冷たい手で冷たいボールを投げる冷たい投手のように見えた」としつつ、2回以降の好パフォーマンスについて、「その後、熱を帯びた」とした上で、「キクチは不安定な初回を上手く取り繕うと、最終的には彼の速球と彼自身を取り戻した」と伝えた。

記事では柳賢振が故障者リスト入りしていることから、「キクチのこのチームでの重要度は既に高まりつつある」とし、この夜の好投を受け、「試合開始第1球の2時間前に、チャーリー・モントヨー監督はキクチについて、新しいチーム、コーチングスタッフ、そして地区に慣れている途中であることから、まだ“準備途中”と述べたが、我々が火曜に目の当たりにしたのは、急ピッチで順応が進んでいる、励みとなる姿だった」と報じた。

記事によると、モントヨー監督は日本人左腕について、速球の質とその使用率について満足しているとのことで、試合後、「今の彼についてはかなり満足している。我々は試合に負けたが、今や、彼が投げれば、我々には勝つチャンスがあると感じられるようになった」。

「彼は速球でアグレッシブだった。96(マイル=154キロ)を投げていたし、彼は主導権を握っていた。彼にはかなり満足だね。あれは見ていて良かった。素晴らしい調整だった」と述べている。

アメリカン・リーグ東地区は、リーグ屈指の打線を誇るブルージェイズ、昨季地区優勝のレイズ、昨季ア・リーグ優勝決定シリーズ出場のレッドソックス、そしてヤンキースと、4強状態となっているだけに、今季の菊池をフォローすると、みどころの多い試合に恵まれそうである。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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