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今季初の実戦登板
二刀流スターがマウンド上で好パフォーマンスを見せる上々のスタートを切った。
エンジェルスの大谷翔平は現地3月21日(日本時間22日)、球団のスプリングトレーニングの本拠地であるアリゾナ州のテンピ・ディアブロスタジアムにて、今季初となる実戦登板に臨んだ。
『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者は、同日付で「これは恐ろしい」と題した速報記事を投稿し、その冒頭で、「二刀流の天才、ショウヘイ・オオタニによるこの春の初登板は、完全にプラン通りに行った」とした。
「彼は力強い2回1/3を投げ、5奪三振をマーク」と振り返った上で、「現アメリカン・リーグMVPのオオタニは50球を投げ、うち34球はストライクだった。球団の開幕投手となることが大いに考えられる彼は、レギュラーシーズン開幕までには、90球ほど投げられるようビルドアップを試みている」と、今後の見通しについて触れた。
記事によると、マスクをかぶった正捕手のマックス・スタッシは、右腕の出来について、「彼はとにかく、自分の球種の感触が掴みたかったんだ。彼はフォーシームを高めへ、そしてカットボールとスライダーを両サイドへ投げたかったんだ。初球に何度かカーブも投げたね」。
そして、「彼は昨シーズンを終えた時の状態になっていると思う。彼はこのオフシーズンにたくさんのハードワークを積んできた。彼は今年を迎えるにあたり、さらに状況は良くなっている。二刀流のことについて、そして、何をすべきかについて、より理解を深めていると思う。彼は仕事量を増やしたがっているんだ」と述べたとのこと。
また、チームを率いるジョー・マドン監督は、「彼はとても良かった。素晴らしかったね。スタッシは戻って来て、去年より一層いい感じだって言ったくらいなんだ。それにはとても感銘を受けたよ。若手一人、オリバレスだけは、彼に対して良い打席となったけれど、彼は傑出していたし、全てにおいて上手く行っていた。デリバリーは良かったし、速球も良かった」と、満足気な様子を見せたとのこと。
記事によると、大谷は早ければ現地火曜の試合で指名打者として出場する見通しとなっている。今季も遂に、二刀流劇場の幕が開けた。
J SPORTS 編集部
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