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野球 コラム 2022年3月7日

【楽天好き】選手たちの意識の高まりを実感。「何をどう食べるか」の重要性を説く管理栄養士・長坂さん

野球好きコラム by 松山 ようこ
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「まず、新人選手であれば、入団した時にそれぞれの身体づくりを意識した食事の摂り方に関する栄養セミナーを行います。それから、合同自主トレやキャンプ中に1人1人と話をします」。

「途中入団した選手は、それぞれタイミングを見ながら、それまでのウエイトコントロールのやり方、食意識、サプリメントなどについて、話を聞きます。在籍している選手たちには、折々はもちろんですが、シーズンが終わった時にも、1年を振り返った考察をして、来シーズンの方向性も含めて話をするようにしています」と明かす。

昨季、飛躍的に結果を出した安樂智大、瀧中瞭太、島内宏明などについて、印象を尋ねると、長坂さんは「栄養管理自体、結果に直結すると言い切れないので難しいのですが…」とことわりつつ、3人を称賛。

「3人とも栄養素や食事、補食の取り方についてすごく勉強しています。『これはどういう意味?』『これならどう?どう思う?』と意味を考えて、質問するような選手なので。すでに自己管理能力も高くて、私が伝える情報もきちんと吸収して更新しています」。

長坂さんが楽天に来て、今年で7年目。3人に限らず、当初に比べても選手たちの意識が高まっていることを実感するという。

「アスリートに限ったことではありませんが、『食べたいものや食べたい量=食べるべきもの、食べるべき量』でない場合は多いんですね。ですが、自分でしっかり食事の調整をしたり、調整をするための食事や補食、サプリメントの摂り方について、質問をしてくる選手たちは年々増えていて、質問の内容も驚くほど質が高くなっています。選手たち自身の身体づくりに対する意識、知識、意欲が上がっている証拠だと思います」。

情報過多な現代では、手のひらのスマートフォンで、どんな問題でも簡単に答えが見つけられる気がする。だが、複雑で多様なことほど、簡単に答えは見つからない。パフォーマンス同様に、個人差がある身体やコンディショニングについても、専門家による的確なサポートと個々の感覚や考える力が重要なのだろう。

今季から延長12回制が復活する。昨季よりコンディショニングの難易度は確実にあがるが、こうして個々の意識が高まっていることも、チームの底力となるに違いない。

文:松山ようこ/写真:球団提供

松山ようこ

松山 ようこ

フリーランス翻訳者・ライター。スポーツやエンターテイメント関連コンテンツの字幕翻訳をはじめ、Webコンテンツ、関連ニュース、企業資料などの翻訳や制作を請け負う。J SPORTSでは、主にMLBや侍ジャパンのほか、2015シーズンより楽天イーグルスを取材し、コラムやインタビュー記事を担当。野球の他にも、幅広くスポーツ選手はじめ著名人を取材。Twitter @yokobooboo

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