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先頭打者ホームランを放つ
エンジェルスの大谷翔平は現地8月26日(日本時間27日)、敵地カムデンヤーズでのオリオールズ戦に1番・指名打者で先発出場すると、初回の第1打席で右翼スタンドへ高々と打球の上がる今季41号の先頭打者ホームランを放った。
キャリア初となるベーブ・ルース生誕地ボルティモアでのリードオフ弾により、大谷は本塁打数で2位のブラディミール・ゲレーロJr.に5本差とした。試合は、1-13でエンジェルスが大敗している。
『MLB.com』では試合後、「史上最高のシーズン?オオタニには根拠がある」と題した記事を掲載。その冒頭で、「ここで毎度お馴染みとなったショウヘイ・オオタニの偉大さをアップデートする時間です」と伝えた。
そして、レジェンドのCC・サバシアによる「彼のやっている事をあのレベルでやった人間は1人もいない」とのコメントや、かつて外野手としてMLBでプレーし、現在はロッキーズの解説者となっているライアン・スピルボーグスによる「MLB史上最高の単一シーズンを成し遂げようとしている」とのコメントを引用し、本当に大谷は史上最高のシーズンを達成するかを記事の中で検証した。
まず記事では、今季の二刀流スターによる投打それぞれの成績について、「本塁打(41本)とWPA(=勝利貢献度/4.6)でメジャーをリードし、長打率(.628)で2位につけ、さらにメジャー8位の19盗塁をマークし、史上32例目にして、エンジェルスでは初となる40/20(40本塁打20盗塁)に王手」と打者での成績に触れた。
そして、投手としては「100イニング以上投げた投手として、奪三振率(29.9%)で10位につけ、7月1日以降で40イニング以上投げた投手の中では防御率(2.20)で8位につけ、さらに彼のスプリットは、投球トラッキング導入後、最も支配的な投球となっている」と簡単に振り返った上で、「2021年最高の選手であることに議論の余地はない」と断言。
記事では、その理由を投打合計のWAR(プレーの総合的な貢献度を表す指標)に求めており、「彼はWARを8.0として水曜夜の試合を迎えたが、その時点で7 WARはおろか、6 WARに達した選手すらいない」とし、「この1位と2位の差(水曜夜の時点で2.2 WAR)はかなり傑出している」と、如何に今季の大谷が他を寄せ付けない圧倒的なパフォーマンスを見せているかを説明。
さらに、「ジャッキー・ロビンソンがこのゲームを融合させた1947年以降、WARで1位と2位の差がこれ以上だったのはわずか6シーズンのみ」とのことで、これは「彼が大差で最優秀選手を獲得することを意味する」とした。
また、歴代の記録と比較すると「1901年まで遡ると、これまでア・リーグとナ・リーグを通算すると、延べ74,000シーズン以上あったうち(つまりは規定に達した野手と投手の通算シーズン)、1シーズンを通じて8 WAR以上を記録したのは、504例しかなく、これは言い換えれば0.5%強となる」とした。
「これだけでもオオタニの今シーズンはかなり特別と言えるが、まだシーズンは終わっておらず、彼は打席にあと120回ほど入り、5試合に先発登板する予定なので、今季彼はまだ1.4 WARを上積みできると様々な予測システムが示唆している」と、今後の見通しについて言及。
その上で、「その通りになれば、これを上回るのは179例のみであり、全体の99.8%より優れていたことになる」としている。
記事を投稿したマイク・ペトリエッロ記者は、記事の末尾で「オオタニが史上最高のシーズンを送っているかどうかの判断は貴方次第」とし、何世代も前の投手とは投球回数がかけ離れていることなどから、今季の大谷が「歴代最高のWARをマークすることはない」とした。
だが、「かつての野球と比べると、分業化が進み、移動距離も増え、「今日の選手たちはベーブ・ルース、ウィリー・メイズ、あるいはカル・リプケンが対峙してきた選手たちに比べ飛躍的に上手くなっている」ことを考慮すべきとした。
そして最後に「未来のMVPにして、実在のスーパーヒーローであるオオタニが、今の場所に辿り着いた過程も加味すると、これは本当に史上最高のシーズンであるとの議論は展開できるのだ」と結論付けている。
J SPORTS 編集部
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