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6回3失点で勝敗はつかず
マリナーズの菊池雄星は現地4月23日(日本時間24日)、敵地フェンウェイパークでのレッドソックス戦で、今季初勝利を期して先発マウンドに上がるも、2本塁打を浴びるなど、5失点を喫し、5回を持たずに降板した。
現地局『CBSスポーツ』は、同日付で電子版に「ユウセイ・キクチは打ち込まれて敗戦」と題した記事を掲載し、「キクチはマリナーズがレッドソックスに5-6で敗れた試合で、4回2/3を投げ、6安打5失点3四球1奪三振とし、黒星を喫した」とした。
その上で、「左腕は初回にザンダー・ボガーツに本塁打を許すと、3回にもJ.D・マルティネスに本塁打を許し、シアトルの攻撃が9回に及ぶ、一進一退の攻防でまかない切れない差を作り出した」と伝えた。
また、記事では、「これはキクチによる今季最短の登板となり、23回2/3を投げ、防御率5.70、三振:四球を20:9として木曜のヒューストンでの次回登板に臨むこととなった」としている。
一方、『MLB.com』は同時付で掲載した記事に「キクチの短い先発がトラブルを招」と題し、その冒頭でこの試合について、「左腕のユウセイ・キクチにとって、忘れたい試合となった」と表現した。
菊池が柵越えを許した球種は、何れもスライダーで、さらに5回にもピンチを招いて失点しているが、これについて記事では、「キクチはそのイニング(追加点を許した5回)について、変化球に問題を抱えていたと述べた」と伝えている。
とは言え、初回に菊池から本塁打を放ったボガーツは、「どうやって柵越えできたのか自分でも分からないけれど、僕はあの球(スライダー)を待っていたわけではなかった。どういうわけか、ボールがバットの軌道に入ってきたんだ」と述べたとのことで、序盤の失点については、多少のアンラッキーもあったようだ。
また、記事によると試合後、マリナーズのスコット・サービス監督はこの日の菊池について、「キクチは、今季序盤のように彼本来の調子ではなかった。立ち上がりは、そこまでアグレッシブではなかった。彼は耐えた。彼は戦った。彼は我々に(ほとんど)5回をくれたんだ」と述べたとのこと。
これで菊池は2試合連続でクオリティスタートを果たせていないだけに、次は再び先発投手の役目を果たしたいところだ。
J SPORTS 編集部
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