有原航平、1年間しっかり投げ抜き、大谷翔平と対戦したい

――　メジャーリーグでプレーするイメージは、どのくらいから持っていましたか？

大学4年生の頃からです。ロサンゼルスのキャンプに連れて行ってもらったのですが、そこで現地の大学と試合をして、やっぱりパワーとか凄くて、雰囲気もいいなと思いました。

――　日本ハムに入団した際、吉井理人さんにメジャーの話は聞いていましたか？

話をしたことあります。吉井さんはチャンスあるなら、行けたらいいなという話はしてくれました。

――　日本ハムでは大谷翔平選手が一足先にメジャーに移籍をしましたが、大谷選手の移籍の過程やメジャーでの活躍は刺激になりましたか？

一緒にやっていたチームメイトが、アメリカに行ってすごい活躍をしていたので、刺激になりました。

――　大谷選手からアドバイスはありましたか？

アドバイスという感じではないですけれど（笑）。「すごいですよ」というのは、アメリカに行ったときに言っていたので、それはよく覚えています。

◆目標は1年間投げ抜いて、170イニングを越える

――　スプリングトレーニングはイメージ通り、順調にきていますか？

徐々にいろんなことに慣れてきて、ボールだったり制球も大分できてきたので、自分の中では少しずつ、いい方向に向かっていると思っています。

――　実際、ボールは違いますか？

違いますね。ファイターズで来た時は日本のボールを使っていました。やっぱり、こっちに来てメジャーのボールを持つと、全然違うと思いました。重いですし、大きさもちょっと大きいので、最初はかなり違うなと思いました。

――　今季は三振をどんどん取るというよりは、少ない球数でゴロアウトの山を築くようなイメージでいくのですか？

もちろん、三振をもっと取れればいいと思っていますが、自分の持ち味はゴロアウトで、テンポよくいくピッチングだと思います。

――　新たな課題とか、開幕までにここだけは自分の中でつぶしておきたいというものはありますか？

ちょっとざっくりな感じになってしまいますが、やっぱり制球面はすごく大事だと思うので、カット、ツーシームとかだけではなくて、カーブだったり、チェンジアップだったり、全部の球種をしっかりコントロールできるように仕上げていきたいと思います。