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初登板は2回を4奪三振
サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は現地7日(日本時間8日)に開催されたカクタスリーグ(アリゾナ開催のオープン戦)のロイヤルズ戦で、この春初めてマウンドに上がると、2回を投げて1安打無失点4奪三振と、昨季サイヤング賞投票2位の貫禄を見せつけた。
『MLB.com』でパドレスを担当するAJ・カッサベル記者は、同日付で投稿したダルビッシュの初登板を伝える記事の中で、右腕の持っている球種の豊富さ故に、95~96マイル(153~154キロ)で投じられるフォーシームの威力が増すことについて触れた。
その上で、「パドレスとしての今春のデビューで、ダルビッシュの空振りを奪う電撃的な速球は遺憾無くその威力を発揮した」とし、「(4奪三振のうち)2三振はフォーシームで奪ったものだった」とレポートした。
さらに記事では、「僕と対戦する多くの打者は、変化球を待っているので、速球が活きるのかもしれません」と述べたダルビッシュ本人のコメントを引用した上で、「これはダルビッシュの投球スタイルを一言で言い表している」とし、「パドレスファンで、彼が12月の移籍でサンディエゴへやって来るまで彼のことを見たことのない人は、今こそこのとても独特な投球スタイルに慣れるときだ」と伝えた。
一方、地元紙『サンディエゴ・ユニオントリビューン』は、ダルビッシュがパドレスのユニフォームで初登板したのを受け、電子版に「予測不能なユウ・ダルビッシュがパドレスとしてのデビューでロイヤルズをやり込める」と題したコラムを掲載。
その冒頭で、「ユウ・ダルビッシュとの対戦をとても難しくしているのは、彼が投球ホルスターに11種類のオプションを持っているからではない」とし、「それは彼の速球が96(マイル)に達するからでもなく、彼の長くてゆっくりした足の蹴り上げが打者のタイミングを惑わすからでもない」とした。
その上で、「それは、次に何が来るかについての不確定性と不確実性にある」と結論付け、「人呼んで、ユウ・ダルビッシュの素晴らしき未知性、である」と、ダルビッシュの投球スタイルの秀でた点を要約した。
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