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センター方向の長打が多い大谷
『MLB.com』が掲載した安打分布に関するデータの記事で、エンジェルスの大谷翔平が注目選手の1人に挙げられていたので、今回はこちらの記事を紹介することとしよう。
同サイトは現地14日付で「百聞は一見に如かない7人の安打分布図」と題した、安打の分布が特徴的な7人の打者にスポットライトを当てた記事を掲載した。
例えば、全方向へ満遍なく長打を打てる弱点のない打者として、ナショナルズのフアン・ソトに着目し、左打者の彼がこれまでのキャリアを通じて打った146本の長打のうち、ライト方向へ引っ張った打球が37.7%、センター方向へ打った打球が28.8%、そして逆方向への長打が33.6%だったとのデータを提示。
そして、「打者の大半は多くの場合、引っ張る方向でパワーを発揮するものであり、2018年以降、MLBでの長打の52.7%は引っ張った打球によるものだったが、これに対してソトはデビュー以降、引っ張った打球以外の長打の数(91本)でメジャー4位につけている」と、そのボールを打ち分ける柔軟性の高さを評価している。
一方、逆方向への長打が多い打者としてはDJ・ルメイユの名を挙げ、「2019年にヤンキースへ入団して以降、彼はこれまで打ってきた36本の本塁打のうち27本をブロンクス(本拠地のヤンキースタジアム)で打っているが、うち16本が逆(ライト)方向への本塁打」。
そして、「2019年以降では、彼以外で本拠地にて逆方向へ13本以上本塁打を打った選手はいない」とし、ルメイユの打撃スタイルとヤンキースタジアムの相性の良さについて指摘した。
逆に、引っ張る方向への長打の多い打者の筆頭はディディ・グレゴリアス(フィリーズ)で記事によると、「スタットキャストがデビューを飾った2015年以降、グレゴリアスは107本の本塁打を放っているが、うち98本(91.6%)は引っ張った(ライト方向の)打球であり、これはMLBで(この期間中に)100本塁打以上打っている82人の打者のなかでは最も高い比率である」とのこと。
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