ダルビッシュ有、抜群のスライダーでハーラートップの5勝目

ハーラートップの5勝目をマーク

カブスのダルビッシュ有は現地23日（日本時間24日）、本拠地リグレー・フィールドでのホワイトソックス戦に先発登板し、7回6安打1失点10奪三振と好投を見せ、今季5勝目を挙げた。

『MLB.com』でカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者は、同日付で投稿した記事で、「またしても支配的なパフォーマンスを見せたダルビッシュは、強力なホワイトソックス打線を無力化した」と絶賛。

さらに、「カブスは台頭しているエースによるこのような7イニングに及ぶ活躍を必要としていた」とした上で、「10月を見据える球団は、こうした活躍をもっと必要とすることになる」と、ポストシーズン行きへ向けた右腕の重要性を強調した。

記事によると、試合後デビッド・ロス監督は、抜群の安定感を見せるダルビッシュについて、「成功を収めるチームには、この選手が出れば今日は勝つ日だと感じられる選手が必要なんだ」と述べたとのこと。

このコメントに続ける形で、バスティアン記者は「直近5試合のダルビッシュ・デーは、ウィン・デー（勝つ日）になっている」とした。

記事では、この日ダルビッシュが効果的にスライダーを投じたことについて触れ、「右腕は今季、この試合までスライダーを平均9.9％投げていたが、この日はサウスサイダー（ホワイトソックス）を相手に25球（24％）投げた」。

その上で、「ダルビッシュはこの日、空振りのストライクを26回取ったのだが、うち13回（そのうち7回は三振）はスライダーによるものだった」とした。

これについて、ロス監督は「とにかく変化球がとても良かった。そして彼の制球の仕方は見ていて楽しかった。彼にはいつもそう言っているんだ」と述べたとのこと。

一方、カイル・シュワーバーは「とりあえず、彼が我々のチームにいて僕はハッピーだと言っておこう。彼は11球種だかなんだかを武器として持っていて、その上、彼がゾーンに入ると、とにかくえげつないことになる」。

「あれは最高だね。マウンド上にいるユウ・ダルビッシュとの対戦を楽しみにしている選手なんて、1人もいないんだ」と、心強いチームメイトを称えた。