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右腕の故障後、初出場で本塁打
エンジェルスの大谷翔平が復帰第1打席で本塁打を放った。現地6日(日本時間7日)、敵地のマリナーズ戦に、4番指名打者で先発出場した大谷は、2回の第1打席で相手先発のウォーカーから、左翼後方へ今季3号のソロホームランを放った。
『NBCスポーツ』は同日付で電子版に掲載した記事で、「今季残りは打席に限定されたが、それでもショウヘイ・オオタニはエンジェルスを助けている」と伝えた。
一方、CBSスポーツは同じく電子版の記事で、「今のショウヘイ・オオタニは“単に”一刀流のスターだが、それでもオオタニの左打者としてのパワースイングは、エンジェルスにとって武器として残っている」と、改めて“打者”大谷の存在の大きさについて言及した。
また、『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者は速報記事の冒頭で、「ショウヘイ・オオタニは右前腕の屈曲回内筋群損傷と診断されて以来、初めての打席でソロホームランを放ち、今年は投手としてプレーできなくなったケガは、打撃に影響しないことを証明した」と、いきなり飛び出した復活弾を伝えた。
記事ではこの本塁打について、「オオタニは2回にマリナーズの右腕タイワン・ウォーカーから逆方向へのホームランを飛ばし、エンジェルスに1-0のリードをもたらした」と振り返った。
なお、記事によると、この本塁打の初速は時速102マイル(約164.2キロ)で、飛距離は351フィート(約107メートル)だったとのこと。
また、ボリンガー記者は「これはオオタニがトミー・ジョン手術の必要性を説かれた夜を思い起こさせるものであり、2018年9月5日に彼は指名打者として2本のホームランを放って応答した」と、大谷のメンタルの強さを示唆した。
さらに記事では大谷にとって“ポジティブなサイン”として、今季の打ち出し角に言及。
「彼はボールを理想的な打ち出し角で打てており、打撃の初速は球界3位にランクしている」とした上で、「昨季6.8度に落ちた彼の平均打ち出し角は、2018年のルーキーイヤー同様、12度に戻っている」と、打ち出し角の向上が打撃面の好転している要因の一つとした。
J SPORTS 編集部
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