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秋山翔吾選手インタビューの第2回は、MLBでプレーするイメージを聞いた。日本とアメリカの野球の違いは試合だけに限らず、練習やクラブハウス、そして移動も大きく異なる。それをどう楽しむかも今回の大きなモチベーションだと、秋山選手は語る。
取材:J SPORTS/写真:山本恵太
◆アメリカで打撃フォームは「変更」と言えるくらい変わる
―― バッティングフォームはメジャーに適応しないといけないのでしょうか?
それはそうです。日本にいるときも、自分で今こういう打ち方をした方がヒットが出そうだと思えば打ち方も変える。それはメディアもファンも自分も、変化する度合いが違うだろうと思っていると思います。
試行錯誤とか微調整の修正レベルはシーズン中やっていること。打てない打ち方を、自分が振りやすいからといって続けていいということはないです。それの延長だとは思っています。まぁ、大きく変わるでしょう。
―― 例えばイチロー選手のように振り子をやめるとか、大きい変化になる可能性はありますか?
(大きい変化になる可能性は)絶対にありますね。シーズン中も、秋山がこういう打ち方だよねと思っていて、みんなが変化していないと思っているだけで…。去年だけでも4月と5月の打ち方、変な話、1試合前とその日の打ち方は全然違うこともありました。微調整を超えて変更くらいの。
照らし合わせて4月・5月…9月・10月と並べてみたら、構えから全部違うと思います。だからメジャーに行ったから変えるのではなくて、必要だから変えるということですね。
―― フォームだけでなく、スタイルも変えなくてはいけないと思いますか?
打ち方を含めて、バッターのタイプ的に「怖いな」と思われるバッターではないと思うが、嫌がられないといけないバッターではあると思う。そういう意味ではストライクゾーンで勝負するピッチャーが増える。
日本みたいに20本塁打打って長打もあるというイメージは向こうにはない。結果が最初に出れば、こういう選手だから気を付けなくてはいないとなると思う。そこのデータは日本でもやっているところもあるし、アメリカはもっと進んでいると言われているが、やっていることはあまり変わらない。あと、自分の出来ることもあまり変わらない。
向こうにいったから30本打つ打ち方をしますというのも無理。そこで我慢しながらどうやって表現するかというところが、難しいところでもあるし、自分が出来るかどうかのポイントだと思います。
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