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今季から活躍の場を新天地に求めた前田健太が、現地24日(日本時間25日)に行われたレッドソックスとのオープン戦でツインズのユニフォームを着て実戦デビューを飾った。
『MLB.com』は同日付で前田の初登板を報じる記事を掲載し、そのなかで次のように伝えている。
「月曜にケンタ・マエダは彼の新しいチームで、零封デビューを飾れたわけではなかったが、彼はミネソタが3-2で勝利した試合で、予定されていた2回を投げ終わった後、上機嫌でメディアの前に姿を現した」。
「言っておきますけど、最初の打者にホームランを打たれる予定ではなかったですから」と、前田はおどけた。
右腕は試合で対戦した初めの3人の打者に対し、本塁打、単打、そして四球を許し、初回は見るからに制球に手こずっていた。
だが前田はその後、無失点に押さえた2回は、自分の投球の精度にこだわり過ぎるのを止めたと述べ、最後の打者4人を打ち取って今回の登板を締め括った。
初回こそ、23球中ストライクは12球のみだったが、前田は14球を投げた2回は12球をストライクとした。春の現時点で、彼はまだ結果を気にするところまでは至っていない。
彼はとにかく全球種の感覚を掴もうとしており、遅い変化球にはまだ時間が必要だと述べた。「間違いなくベストではありません」と前田。
「速球はゾーン内で高く、遅い変化球の制球は良くありません。とは言え、2回に調整することができましたので、上手く行きましたね」。
前田が初回に投げた速球は時速91~92マイル(146~148キロ)に達したが、彼は春のこの時点で球速がそこまで速かったことは嬉しい驚きだったと語った。
「全て良い感じでした」と前田。「ちょっとしたことに微調整が必要なだけです」。
余裕を感じさせるコメントには、メジャー5年目の風格が漂っているようだ。
J SPORTS 編集部
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