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野球 コラム 2018年8月10日

大谷翔平、マウンド復帰への動きを現地メディアはどう見ているのか

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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大谷翔平が今シーズン中のマウンド復帰へ向け、着々と準備を進めつつあるのは既報の通り。

これは彼の二刀流として活躍を待ち望むファンにとっては朗報であるわけだが、エンジェルスのプレーオフ進出が極めて厳しくなりつつある現状を鑑みると、果たしてこの判断にリスクがないのかどうかは、正直気になるところではある。

それは現地の記者も同様のようで、現地8日付でアメリカの「Yahoo!スポーツ」に掲載された記事では、今回の球団側の判断を“大きなリスク”と表現している。以下、くだんの記事を抜粋し翻訳した文章である。

記事では、「明らかなリスクがあるにもかかわらず、エンジェルスは既に2018年中にオオタニがマウンドへ復帰することに扉を開けた。しかし、これは正しい動きなのだろうか」と疑問を呈している。

「現在チームは2番目のワイルドカードのスポットから10.5ゲーム差の位置につけており、リーグで最も厳しい地区の1つで八方塞がりになっている。仮にオオタニが100%であれば、上との差を縮める助けにはなるが、完全にその差を縮めるには十分ではない」と指摘。

「彼の肘は、出場していなかった期間に進展を見せているとエンジェルスは述べたが、それもオオタニが再び投げ始めれば逆戻りしてしまう。再び後退するようなことがあれば、トミー・ジョン手術へとつながりかねず、そうなれば、少なくともオオタニは丸1年出場できなくなる」。

ケガ以降、大谷はフルタイムの打者として出場。打撃パフォーマンスを測る高度なスタッツである「wRC+」(平均的な打者を100とし、1打席あたりの得点創出の多さを示す指標)によると、大谷はチームで2番目に良い打者となっている。

「もし、オオタニのマウンド復帰が更に深刻な肘の問題を引き起こしてしまうとすると、エンジェルスはチーム最高の打者の1人をも失ってしまうのである」とコメント。

「オオタニにとってリスクは明らかだが、肘の靭帯を損傷しながらも効果的に投げられた投手もいたことは、指摘しておくべきだろう。ニューヨーク・ヤンキースの投手、マサヒロ・タナカは過去2シーズン、その状態で投げている」。

「オオタニも、内側側副靱帯損傷を抱えながら投球し続け、良い投球をすることすら可能である」。

そして、「結局のところ、オオタニの怪我と回復については、我々よりもエンジェルスの方が良く知っているのである。球団側が、オオタニが次にマウンドに上がる際は全く問題ないと信じている可能性もある」。

「彼らが確実に大丈夫だと分かる唯一の方法は、オオタニをマウンドに上げ、最善の結果を期待することなのである」。

ここは事ある毎に我々の度肝を抜いてきた大谷翔平の非凡さに期待したいところである。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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