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バドミントン コラム 2024年11月10日

「ナガマツ」ペア、涙のラストマッチで勝利 | S/Jリーグ秋田大会レビュー

バド×レポ by J SPORTS 編集部
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松本麻佑、永原和可那組

日本A代表で長く活躍してきた松本麻佑/永原和可那の「ナガマツ」ペア

バドミントンの国内最高峰リーグ「S/Jリーグ」は11月10日に秋田大会を行い、女子Sブロックでは、地元の北都銀行が岐阜Bluvicと対戦した。第1ダブルスには、日本A代表で長く活躍してきた松本麻佑/永原和可那の「ナガマツ」ペアを起用。この大会を最後にチームを離れる松本、今季で引退する永原が秋田で試合をする最後の機会だったが、福島由紀/川添麻依子に2-0で勝利を収めた。ともに170センチ台の世界でも珍しい長身ペア。2018年、19年の世界選手権を連覇したツインタワーの攻撃力を、存分に発揮。試合後は、場内から多くの拍手を受け、2人とも涙を流した。

永原は、大会終了後の場内インタビューで「今日が、ナガマツとして戦える最後の大会。秋田で一緒に戦えたことが本当に嬉しく、私にとって特別な1日になると思っていたし、絶対に皆さんの前で勝ちたいと思っていた。秋田の皆さんの声援を力に戦うことができたので、皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです」と長くナガマツペアの挑戦を後押ししてきた地元ファンに感謝を示した。また、松本も「今日は本当にいろいろな気持ちを抱えながら、このコートに立った。最高のナガマツの姿を皆さんにお見せできたのではないかと思って、今日は本当に幸せな日でした」と声を震わせながら、万感の思いを言葉にした。

北都銀行は、続くシングルスで、舛木さくらが古川佳奈に敗れたが、第2ダブルスで曽根夏姫/小松ゆいが清瀬璃子/平本梨々菜に勝利。2-1で勝利を収め、岐阜Bluvicの連勝をストップした。曽根は、試合後の場内インタビューで「ナガマツが最後に秋田で戦える舞台。負けて終わらせるわけにはいかないと思った」とかけていた思いを明かした。

女子BIPROGYが3連勝で抜け出す、NTT東日本は3連敗

S/Jリーグは、男女とも6チームずつSとJの2ブロックに分かれて総当たり1回戦を行い、ブロック上位2チームが優勝を競うTOP4トーナメントに進出する。また、ブロック最下位は順位決定戦を行い、敗れたチームは降格する。女子Sブロックは、リーグ連覇を狙うBIPROGYが2-1でNTT東日本に勝利。唯一の3連勝チームとなった。シングルスでは、昨年の全日本総合選手権を優勝した杉山薫が0-2で水井ひらりに敗れたが、第1、第2ダブルスで勝利を物にした。NTT東日本は悔しい3連敗となった。同ブロックは、BIPROGYが3連勝で抜け出し、初黒星の岐阜Bluvicが、北都銀行と2勝1敗で並ぶ形になった。TOP4進出争いは、混戦模様となりそうだ。

男子BIPROGY、コンサドーレとの連勝対決制して3連勝

男子Jブロックは、BIPROGYがコンサドーレを破って開幕3連勝を飾った。第1ダブルスで岡村洋輝/三橋健也が第1ゲームを落とす立ち上がりだったが、そこからはゲームを落とさず3-0で完勝。コンサドーレは、初黒星を喫した。豊田通商は、第1ダブルスの鈴木利拓/滝口友士、第2ダブルスの三宅将平/村瀬康之介の白星で三菱自動車京都に2-1で勝って初勝利。三菱自動車京都は3連敗を喫した。このブロックは、BIPROGYが3勝、トナミ運輸が2戦2勝でともに無敗。下馬評通り、2強体制を築こうとしている。コンサドーレが2勝1敗で追いかける格好だ。豊田通商は1勝で残留争いを1つ抜け出した。三菱自動車京都とトリッキーパンダースが未勝利で苦しんでいる。

大会第4日を終えた男女各ブロックの動向

大会4日目を終えて、男子Sブロックは、NTT東日本が3連勝で首位。日立情報通信エンジニアリングが2戦2勝で2位。昨季優勝のジェイテクトが1勝2敗で3位、開幕戦でジェイテクトを破った東海興業が1勝1敗で4位という展開になった。日立情報通信Eが、上位対決を残しているところが、TOP4進出争いを左右するポイントになりそうだ。下位は、金沢学院クラブと昇格チームの大同特殊鋼が未勝利。
男子Jブロックは、BIPROGYが3連勝で首位。2戦2勝のトナミ運輸が2位。2勝1敗のコンサドーレが3位、2勝2敗の豊田通商が追う展開。残留争いは、未勝利の三菱自動車京都とトリッキーパンダースが他チームをどう巻き込んでいくか。

女子Sブロックは、前述のとおり、連覇を狙うBIPROGYが3連勝で抜け出した。北都銀行と、初のTOP4進出を狙う岐阜Bluvicが2勝1敗で追いかける。昇格初年のレゾナックが1勝1敗。2戦2敗の山陰合同銀行と、3連敗のNTT東日本は未勝利が続いている。
女子Jブロックは、ヨネックスが3連勝で首位に立った。再春館製薬所が2戦2勝で同じく無敗。悲願のTOP4進出を目指すACT SAIKYOが1勝1敗、七十七銀行が1勝2敗で追う。下位は、広島ガスとPLENTY GLOBAL LINXがともに2連敗で勝利がない状況となっている。

12月1日は千歳と福井で開催、女子はBIPROGYと岐阜Bluvicの上位対決

次回は、12月1日。千歳大会と福井大会が同日開催される。最注目は、福井大会で行われる女子Sブロック「BIPROGY vs 岐阜Bluvic」の一戦だ。上位の直接対決に臨む。また、福井大会では、女子Jブロックの再春館製薬所と七十七銀行の試合も行われるが、再春館製薬所は、五輪3大会連続出場の山口茜が福井県出身。思い入れの強い地元でプレーを披露するか、注目される。三菱自動車京都とトリッキーパンダースの対戦は、男子Jブロックの残留争い直接対決。譲れない一戦となる。男子Sブロックは、上位を追いかける東海興業と、未勝利の金沢学院クラブが対戦する。

千歳大会では、女子Sブロックの「北都銀行vs山陰合同銀行」の銀行チーム対決が重要な一戦となる。このブロックは男女を通じて、最も混戦状態にある。TOP4進出に向けて負けられない北都銀行は、松本麻佑が抜ける影響がどう出るか。どのようなオーダーを組むかも注目される。未勝利の山陰合同銀行は、初勝利が欲しい。また、敗れる場合でも、できる限りのマッチ、ゲームを制することが重要だ。混戦ブロックでは、勝利数で並ぶ可能性が十分に考えられる。最終順位で競ったときには、取得マッチ数、取得ゲーム数が重要な要素となる。
また、男子Jブロックの「トナミ運輸vsコンサドーレ」は、強豪を相手に迎えるコンサドーレが、地元で雄姿を見せる場となる。勝てば初のTOP4進出も見えてくるだけに、地元開催の利を生かして、アップセットを狙いたいところだ。

文:J SPORTS編集部

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