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バドミントン コラム 2024年11月10日

【ハイライト動画あり】奈良岡、地元でS/Jリーグデビューも西本に逆転負け

バド×レポ by J SPORTS 編集部
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奈良岡功大(NTT東日本)は雪辱なるか

奈良岡功大(NTT東日本)

バドミントンの国内最高峰リーグ「S/Jリーグ」は11月9日に黒石大会を行い、男子SブロックではNTT東日本が2-1でジェイテクトに勝ち、女子Jブロックではヨネックスが七十七銀行を2-1で破った。S/Jリーグは、男女とも6チームずつSとJの2ブロックに分かれて総当たり1回戦を行い、ブロック上位2チームが優勝を競うTOP4トーナメントに進出する。また、ブロック最下位は順位決定戦を行い、敗れたチームは降格する。男子のNTT東日本は、開幕3連勝でTOP4進出に前進。一方、連覇を狙うジェイテクトは1勝2敗となり、TOP4進出には後がなくなった。女子は、ヨネックスが開幕3連勝を飾った。まだ上位候補2チームとの対決を残しているが、勝つ経験を積み重ねて勢いに乗っている。

NTT東日本、奈良岡敗戦でもチームは勝利

この日は、注目されたカードが実現した。男子のシングルスは、奈良岡功大(NTT東日本)と西本拳太(ジェイテクト)の日本A代表対決。奈良岡は、今夏にチームに加入したばかりで、地元である青森県でS/Jリーグデビューを飾ることになった。第1ゲームは、中盤、終盤に連続得点を奪った奈良岡が22-20で先取した。しかし、第2ゲームは、9オールから12連続失点の急失速で9-21。西本は、奈良岡のラウンドに球を集めてペースを奪い取った。奈良岡はファイナルゲームも勢いは取り戻せず、9-21で失い、逆転負けを喫した。

ジェイテクトとしては、ダブルス2試合のどちらかを取れれば勝利だったが、第1ダブルスの相澤桃李/佐野大輔が接戦を0-2で落としており、第2ダブルスの川島直也/小川航汰も敗れたため、チームとしては1-2で敗戦。逆に、NTT東日本はシングルスでエースが敗れても2-1で勝利をもぎ取る底力を示した。

女子のヨネックス、シングルスを落とすも3連勝

女子は、ヨネックスが巧みなオーダーで勝利を挙げたが、七十七銀行はシングルスで神山歩美が日本B代表を破って気を吐いた。ヨネックスは、開幕2試合からオーダーを変更。ダブルスのエースである櫻本絢子を第2ダブルスで起用していたが、第1ダブルスに持ってきた。1年目の遠藤海妃とのペアだったが、毛利未佳/千葉美采に2-1で逆転勝利を収めた。シングルスは、日本B代表を2人擁するヨネックスが優位と思われたが、七十七銀行の神山が仁平菜月にストレートで勝った。第1ゲームを23-21で競り勝つと、第2ゲームは試合のペースを渡さずに押し切った。

勝敗の行方は第2ダブルスに託されたが、ヨネックスの保原彩夏/関野里真(来季加入内定、日体大4年)が2-0で勝利。上位候補との対決に向け、様々なペアの組み合わせを試しながら結果を残すことに成功している。

無料動画

【黒石大会 男子ハイライト】ジェイテクト vs. NTT東日本|バドミントン S/Jリーグ 2024

11月10日秋田大会は、地元の北都銀行に注目

翌11月10日には、秋田大会で、男子Jブロック2試合、女子Sブロック2試合が行われる。最注目は、女子Sブロックの北都銀行vs岐阜Bluvicの一戦。地元で試合を行う北都銀行は、五輪2大会連続出場の松本麻佑/永原和可那が、同じチームで戦う最後の試合となる。松本は、この大会を最後にチームを離れ、永原は今季で現役を退く。最後の機会で2人がペアを組んで出場するかが注目されるが、相手には松本が今後ペアを組む福島由紀がおり、直接対決となる可能性もある。オーダー発表から目が離せない一戦となる。
もう一つの女子の試合は、BIPROGYとNTT東日本の対戦。連覇を狙うBIPROGYは2連勝の好スタートを見せているが、NTT東日本は連敗。残留争いとなる場合は、上位チームからどれだけ試合やゲームを奪えたかも大事になる。NTT東日本としては意地を見せたいところだ。

男子Jブロックは、BIPROGYとコンサドーレが開幕2連勝対決に臨む。地力では、日本代表選手を多く抱えるBIPROGYが優位。開幕2試合では、選手を入れ替え、ペアも組み替えながら勝利を挙げており、選手層の厚さを実証している。対するコンサドーレは、どこまで食い下がれるか。今後の上位進出の可能性を高めるためにも、1マッチでも1ゲームでも奪いたい。
三菱自動車京都と豊田通商は、ともに連敗スタートで対戦を迎える。トップリーグ残留に向けて初勝利を挙げるのは、果たしてどちらか。秋田大会を終えると、次は3週間後の千歳大会まで日程が空く。どのチームも勝利を挙げて、中断期間を過ごしたい。

文:J SPORTS編集部

J SPORTS編集部

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