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バドミントン コラム 2024年11月4日

女子は再春館製薬所がACT SAIKYOに勝利、男子は再起のジェイテクトが上位候補対決へ | S/Jリーグ 2024 レビュー

バド×レポ by J SPORTS 編集部
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西本拳太(ジェイテクト)

バドミントンの国内最高峰リーグ「S/Jリーグ」は11月3日に埼玉大会と山口大会で第2日を行った。山口大会で注目された女子Jブロックの上位候補対決は、再春館製薬所が2-1で地元開催での連勝を狙ったACT SAIKYOに勝利したが、シングルスに出場した郡司莉子が負傷により棄権するアクシデントがあった。宮崎友花(来季加入内定、柳井商工高校3年)を相手に第1ゲームを落とした直後、第2ゲームの1点目を争うラリーで着地時に右足首を負傷して転倒。試合を続けたが、7-11で迎えたインターバルで棄権した。第2ダブルスの勝負は、再春館製薬所に軍配。木山琉聖と地元山口県出身の金廣美希の若手ペアが、大澤陽奈/水津優衣に2-1で逆転勝利を収めた。S/Jリーグは、男女とも6チームずつSとJの2ブロックに分かれて総当たり1回戦を行い、ブロック上位2チームが優勝を競うTOP4トーナメントに進出する。また、ブロック最下位は順位決定戦を行い、敗れたチームは降格する。上位候補対決に勝った再春館製薬所は、TOP4進出に大きく前進した。

女王BIPROGYは内定選手も勝利で連勝

埼玉大会で行われた女子Sブロックでは、連覇を狙うBIPROGYが1ゲームも落とさずにレゾナックを破り、強さを発揮。男子の渡辺勇大と組んだ混合ダブルスでパリ五輪の銅メダルを獲得した五十嵐(旧姓:東野)有紗も岩永鈴とのペアでチームの勝利に貢献した。シングルスでは、来季加入内定の砂川温香(柳井商工高校3年)を起用。身長140センチ台と小柄ながら粘り強いラリーと、気合い満点のパフォーマンスでストレート勝ちを収めた。勝利チームインタビューでは「とてもうれしい気持ちもありますが、すごくホッとした気持ちの方が大きい。自分の持ち味である粘り強さ、気持ちの強さは相手より出せたかなと思う」とリーグデビュー戦の勝利を喜んだ。同ブロックでは、岐阜Bluvicも山陰合同銀行を破って2日連続の3-0で連勝。リーグ序盤をリードする展開に持ち込んだ。

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【山口大会 女子ハイライト】再春館製薬所 vs. ACT SAIKYO|バドミントン S/Jリーグ 2024

男子Sブロックは、NTT東日本と日立情報通信Eが連勝

男子は、埼玉大会で行われたSブロックで、前回王者のジェイテクトが苦戦。東海興業に敗れる波乱となった初日のショックを引きずり、昇格チームである大同特殊鋼の大関修平/家壽多慶太に第1ダブルスを取られて苦しんだ。ジェイテクトは、苦しい立ち上がりを強いられたが、シングルスの小川翔悟、第2ダブルスの川島直也/永渕雄大(来季加入内定、筑波大学4年)の勝利で逆転し、2日連続の敗戦を辛くも免れた。同ブロックは、NTT東日本と日立情報通信エンジニアリングが2連勝のスタートを切った。

男子Jブロックは、トナミ運輸とBIPROGYの2強体制

山口大会の男子Jブロックは、上位候補の2チームが強さを示した。タイトル奪還を目指すトナミ運輸は、2-1で三菱自動車京都に勝利。第2ダブルスで起用した目崎駿太郎/大田隼也が、中村舜(来季加入内定、筑波大学4年)と南茂斗羽に敗れたが、チームとしては初日に続いて連勝。同ブロックの上位候補であるBIPROGYも3-0でトリッキーパンダースを圧倒して連勝を飾った。

11月9日青森大会は、男子のNTT東日本vsジェイテクトに注目

大会は、11月9日に青森県のスポカルイン黒石で第3日を行う。男子は、SブロックでジェイテクトとNTT東日本が上位候補の直接対決を迎える。NTT東日本は、今夏のパリ五輪直前に加入した奈良岡功大が青森県出身。出場すれば、地元大会でのS/Jリーグデビューとなり、会場の目玉となる。一方のジェイテクトも、シングルスにはパリ五輪出場の西本拳太がおり、日本A代表対決もあり得る顔合わせだ。ただし、奈良岡、西本は、11月12日に開幕する国際大会の熊本マズターズジャパンへの出場を予定。リーグに出場すれば、日程が詰まる。チームが配慮する可能性もありそうだが、どうなるか。ダブルスは、2年連続で全日本社会人選手権の優勝ペアを輩出しているNTT東日本が優位と見られるが、ジェイテクトがどのようなペアで対抗するか。第1ダブルスを連敗した相澤桃李/佐野大輔を変えずに起用するか、変化をつけるかは、一つの鍵になりそうだ。同ブロックでは、日立情報通信エンジニアリングが開幕2連勝。ジェイテクトとしては、リーグ3戦目で2敗するようだとTOP4進出が厳しくなる。追われる立場のプレッシャーを受け、2チームを追いかける展開となったが、和田周監督は「NTT東日本さんにも、日立情報通信エンジニアリングさんにも勝つつもりで行く」と上位候補の直接対決での巻き返しに意欲を示した。

女子は新オーダー見えたヨネックスと、ペア入れ替え策の七十七銀行が対戦へ

女子は、Jブロックのヨネックスと七十七銀行が対戦する。昨季3位のヨネックスは、開幕から2連勝。シングルスに日本B代表の仁平菜月と高橋明日香を擁し、日本ランキングサーキット準優勝の木村百伽も含めて充実の陣容だ。開幕から2試合は、仁平と高橋が勝利を挙げた。ダブルスは、日本A代表ペアだった宮浦玲奈が6月に引退を表明。嘉村健士監督の起用法が注目されたが、第1ダブルスに保原彩夏/須藤海妃、第2ダブルスに櫻本絢子/関野里真(来季加入内定、日本体育大学4年)の組み合わせで2試合連続して起用した。宮浦と組んで日本A代表で活躍してきた櫻本と、内定選手の関野のペアは、連係面では未熟。しかし、個人能力が高いエースの櫻本が第2ダブルスに出場することで、相手の2番手ペアと対峙する可能性が高い起用法。シングルスの強みを生かした形でもあり、新たな戦い方が見えてきている。対する七十七銀行は、開幕戦でACT SAIKYOに敗れたが、2日目は広島ガスに2-1で逆転勝利。主将の毛利未佳と新人の千葉美采が組むペアが初日は第2ダブルス、2日目は第1ダブルスに起用され、どちらも勝利を挙げている。もう一つのペアは、アタック力のある田代愛妃/八角実侑のペア。ヨネックスを相手に、2つのペアをどう起用するか。同ブロックは前回準優勝の再春館製薬所と、大型新人を獲得したACT SAIKYOが軸。割って入りたいヨネックスとしては、上位候補との対決まで無敗で進みたいところ。七十七銀行は、2連勝でブロック首位に立ったヨネックスを破って勢いを得たい。

文:J SPORTS編集部

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