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バドミントン コラム 2024年1月18日

丸杉、混戦のSブロック最終戦に福島投入か=バドミントンS/Jリーグ1/27周南大会

バド×レポ by 平野 貴也
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バドミントンS/Jリーグが、終盤を迎えている。男女各12チームが参加する国内最高峰の団体戦で、男女とも6チームずつ2組に分かれたブロックで2複1単の総当たり1回戦を行い、各ブロックの上位2チームが、優勝を争うトップ4トーナメント(2月23、24日、東京体育館)に進出する。

女子は、S、Jの両ブロックともトップ4進出争いが混とんとしている。Sブロックは、連覇を狙う再春館製薬所、前回4位のBIPROGYに加えて、1部昇格2シーズン目の丸杉が、三つ巴の様相を呈している。

Jブロックは、前回準優勝のヨネックス、3位の北都銀行が3勝を挙げ、ACT SAIKYONTT東日本が追う展開となっている。

1月27日(土)の周南大会では、Sブロックで丸杉が七十七銀行と対戦。Jブロックでは2勝同士のACT SAIKYOとNTT東日本が激突する。ブロックで他チームと勝利数で並んだ場合は、取得マッチ率、取得ゲーム率、取得ポイント率の順に比較して順位を決定する。そのため、拮抗した上位争いを展開しているチームは、ただ勝つだけでなく、3-0のスコアが欲しいところだ。

Sブロックの丸杉は、七十七銀行戦に日本A代表の福島由紀廣田彩花も帯同予定。福島を起用する可能性がある。福島は、廣田とのペアでパリ五輪出場権獲得レースを戦っている。2023年12月にインドで行われていたシドモディ・インターナショナル(BWFワールドツアースーパー300)で廣田が左ひざ前十字じん帯を断裂し、手術を予定していたが、年明けには、保存療法で五輪レースの戦いを継続する方針に転じた。1月の国際大会で復帰が間に合わなわなかった廣田がS/Jリーグに出場する可能性は低いが、福島は、加入内定の清瀬璃子(青森山田高校、3年)とのペアで臨む1月30日開幕のタイマスターズ(BWFワールドツアースーパー300)へ準備しており、プレーが可能な状態だ。

丸杉は、福島/廣田がエースだが、23年の国内大会では、他の選手も活躍した。日本ランキングサーキットでは、女子ダブルスで小西春七/川添麻依子が優勝。全日本社会人選手権では、女子シングルスで小西が優勝、古川佳奈が3位となった。今井彰宏監督は、七十七銀行戦に向けて「福島/廣田を除けば、力の差は、ない。難しい戦いになると思うが、勝ちに行くしかない。チームに来たときは無名だった選手も、力がついてきて、強い選手にも勝てる可能性がある選手になってきた。福島も廣田も帯同予定だが、使わずに3-0が一番良いという考えもある」と総力戦の構えを示した。

古川は、ここまでのリーグ戦で3戦3勝。「この試合が、トップ4進出の鍵になる。12月の全日本総合は、初めて本戦から出場してベスト8に行けたけど、反省点もある。粘るラリーが持ち味なのに、勝ちを意識し過ぎると攻め急いでしまうので、団体戦の緊張感はあるけど、考え過ぎに自分をどこまで高められるか」と意気込みを語った。ここまでのリーグ戦4試合すべてにダブルスで出場している矢崎月子は「リーグでは、ここまで内山真希と1試合、清瀬と3試合に出場して、2勝2敗。自分が浮き足立った部分もあった。試合に出たら、慌てずにコントロールできるようにしたいし、年明け初戦になるので、個人的にも24年の試合を勝って行く流れをつかみたい」と、過去4戦の反省を踏まえつつ、フクヒロペア抜きのダブルスで主軸を担ってきた自負をのぞかせた。

 

福島の出場はあるのか。誰と組むのか。あるいは、フクヒロ抜きで臨むのか。丸杉の選手起用は、一つの見どころになる。対する七十七銀行は、0-3での3連敗と苦しんでいたが、14日の松江大会でPLENTY GLOBAL LINXを3-0で撃破して初勝利を挙げた。丸杉がトップ4進出に前進するか、七十七銀行が意地を見せるか。両チームがブロック最終戦に挑む。

文:平野 貴也
平野貴也

平野 貴也

1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。

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