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バドミントン コラム 2019年7月28日

桃田賢斗、重圧克服でジャパンオープン2連覇

バド×レポ by 平野 貴也
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桃田賢斗
漂う達成感と安堵感に、込めていた気持ちの強さが垣間見えた。バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2019」は28日に最終日を迎え、男子シングルス決勝戦は、桃田賢斗(NTT東日本)が2-0(21-16、21-13)で世界ランク7位のジョナタン・クリスティー(インドネシア)を破って2連覇を成し遂げた。

ネット前でもコート後方でも高い位置からたたきつけるショットを得意とするジョナタンに対し、桃田はレシーブのコントロール力を発揮。ラリーの中で形成逆転に持ち込んだ。第1ゲームで相手のスマッシュをレシーブしながら「今日は取れる感覚があった」と感触をつかんだ桃田は、主導権を渡さなかった。第2ゲームは、インターバルからスピードを上げてアタック。キレのあるスマッシュで相手にタッチを許さず、攻め切った。
桃田は「今日の相手は、昨日まですごく良いパフォーマンスをしていた。自分は疲労が溜まってきて、状態が良いわけではなかった。不安なところもあった。非常にたくさんの方が応援してくれて、一球一球、丁寧に力強く戦い抜くことができたかなと思う」と手ごたえを話した。

山を登り切った達成感は、後ろを振り返ったときに訪れる。桃田は、前週のインドネシアオープンで2回戦敗退。4月末に五輪レースが始まり、桃田にとっては個人戦としては初戦で、年間3大会しか行われないBWFワールドツアースーパー1000という大きな舞台。好スタートを切りたい思いから空回りして、足下をすくわれた。
桃田賢斗
続く今大会は、地元開催。日本のファンの前で、同じ失敗は繰り返せない。準々決勝では、好敵手のアンソニー・シニスカ・ギンティン(インドネシア)と激闘を繰り広げたが、制してみせた。必ず勝ちたいという気持ちと、再び空回りしてはいけないという気持ちに折り合いを付けて、結果を残すことは、世界1位の実力があっても容易ではない。コート上のインタビューに涙を流した桃田は、優勝会見で「狙って勝ちに行くということは、5試合戦い抜くということ。すごくきつい。絶対に苦しい場面もあるが、強い気持ちで乗り越えられたことは、自信になった」とプレッシャーに打ち克った手応えを語った。

次戦は、2日後に開幕するタイオープン(BWFワールドツアースーパー500)。桃田は「先週(のインドネシアオープンで)、早く負けてしまって、ちょっと自信がなくなっていたけど、今週勝つことができて、自信も取り戻せた。来週も試合があるので、自分ができることを精一杯やっていきたい」と意気込んだ。これから約1年続く五輪レースの中で、進化を続け、よりタフになり、夢の舞台に帰って来る。ジャパンオープン連覇もその道のりの過程に過ぎない。
平野貴也

平野 貴也

1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。

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