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バドミントン コラム 2019年7月26日

勝ち残った「タカマツ」と「ナガマツ」が準決勝で対戦へ

バド×レポ by 平野 貴也
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バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2019」は26日に各種目の準々決勝を行い、女子ダブルスは五輪女王と世界選手権女王の2組が勝ち上がった。

2016年リオデジャネイロ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)は、2-0(21-16、21-18)でドゥ・ユエ、リー・インフイ組(中国)を破った。後衛の高橋が強打と見せかけてネット前にシャトルを落とし、相手が拾い上げてくる球を、前衛の松友が打ち落とした。松友は「一発が強いというより、色々な球を打って来るペア。振り回されたところもあったけど、最後は自分たちの形を出せた」と手ごたえを語った。過去の戦績は5勝2敗。前回大会の初戦(2回戦)と、直近の対戦である今年3月のドイツオープンで敗れており、高橋は「リベンジしたい気持ちがあり、何が何でも勝ってやろうと思っていた」と強い意気込みで臨んでいたことを明かした。

バドミントン ジャパンオープン 2回戦終了後インタビュー 松友/髙橋ペア

昨年の世界選手権覇者も勝ち上がった。松本麻佑、永原和可那組(北都銀行)は、2-0(23-21、21-18)で日本B代表の志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)との日本勢対決を制した。第1ゲームから低空ラリーが展開され、スピードを持ち味とする志田、松山組は、得意のパターンに引き込んだが、最後は松山のプッシュが松本に返されて、21-23。第2ゲームでは、終盤にA代表で経験を積んだ「ナガマツ」がリード。大きく返す球を使って、揺さぶりをかけたのが効いた。松本は「後半、空間を使って自分たちらしく攻めの形を作れたので良かった」と振り返った。敗れた「シダマツ」ペアの志田は「得意な形に持ち込めたのに、ミスが出た。第2ゲームの最後は大きく返され、全部、無理に自分たちの形に持ち込もうとしてしまった」と決め切れない球まで攻撃にいった結果、相手に守備から攻撃への切り替えを許してしまった選択を悔やんだ。

準決勝に勝ち残った「タカマツ」と「ナガマツ」は、翌27日の準決勝で対戦する。松本は「相手は、この雰囲気に慣れていると思うし、経験豊富。自分たちは向かっていくだけ。その気持ちを忘れずに臨みたい」と挑戦者の姿勢を強調した。


バドミントン ジャパンオープン 1回戦終了後 永原/松本ペア インタビュー

一方、前週のインドネシアオープンに続く2週連続優勝を狙った福島由紀、廣田彩花組(アメリカンベイプ)は、初対戦の中国ペアに0-2(16-21、)で敗れた。相手は、昨年10月に組み替えたリー・ウェンメイ(19歳)、ツェン・ユー組(23歳)の若き長身ペア。相手の守備を切り崩せず、逆に角度のある球を打ち込まれて主導権を奪われた。第1、2ゲームともに終盤に粘りは見せたが、追いつけなかった。福島は「一昨日、昨日よりシャトルが飛んで、相手のスマッシュが速く感じられた。相手はミスが多いイメージだったけど我慢強く、こっちの攻撃ももう1本早く終わりそうなところで返され、相手が執念深く取って来た。良いレシーブを出せない中で終わってしまった」と肩を落とした。4組が2組に減り、翌日には1組に絞られるが、決勝に日本勢が残ることは決まった。日本が最も厚い選手層を誇る女子ダブルスが、最終日まで大会を盛り上げる。

文・写真:平野貴也

バドミントン ジャパンオープン 準々決勝終了後インタビュー 福島/廣田ペア

平野貴也

平野 貴也

1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。

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