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バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2019」は24日に第2日を行い、女子ダブルスの日本勢は、すべてストレートで勝ち上がった。前日の23日に更新された世界ランキングで1位に返り咲いた福島由紀、廣田彩花(アメリカンベイプ)の「フクヒロ」ペアは、エカテリーナ・ボロトワ、アリナ・ダフトレワ組(ロシア)を破って2回戦進出を決めた。3日前にインドネシアオープンを優勝したばかりだが、疲労感を見せずに圧勝。廣田は「インドネシアでは、レシーブから攻めに持っていくところだったり、ローテーションでスピードを上げるところだったりは、すごく良かった。そういう先週の良いイメージを残しつつ、一試合ずつ2人でチャレンジしていこうということで大会に入って、初戦で自分たちらしい攻撃も見せられたし、良い形で明日につなげられる試合ができた」と手ごたえを語った。年間3大会しかないスーパー1000のインドネシアオープン、年間5大会のスーパー750である今大会で連続優勝を飾れば、東京五輪の出場権争いをリードする存在となるだけに、どこまで勝ち上がるか注目される。
インドネシアオープンの決勝で福島、廣田と戦った高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)の「タカマツ」ペアも初戦は快勝だった。クロエ・バーチ、ローレン・スミス組(イングランド)に2-0(21-13、21-13)で勝利。18日にインドネシアで2人とも体調不良に陥り、現在も回復途上だが、影響を感じさせない勝ち方だった。開幕までちょうど1年となり、五輪レースを戦う上での注意点を聞かれた高橋は「当たり前だけど、体調管理は大事。(インドネシアでは)3週連続の大会なのに、1週目でこれかと思った。五輪レースじゃなければ棄権するレベル。(注意すべきことの)一番は、体調とケガ。前回の五輪レースでも松友のケガがあったし、気をつけたい」と反省を口にした。
日本B代表の櫻本絢子、高畑祐紀子組(ヨネックス)は、初戦を勝てば翌25日の2回戦で「タカマツ」ペアと対戦だったが、チャン・イェナ、キム・ヘリュン組(韓国)に0-2(17-21、16-21)でストレート負け。相手の強打に押し込まれ、高畑は「正直、何も出し切れないうちに終わってしまった。最近は、試合の中で良いイメージが出て来ない」と肩を落とした。
同種目では前日の23日にも一部の1回戦が行われており、昨年の世界選手権を制した松本麻佑、永原和可那組(北都銀行)と、1回戦でA代表の米元小春、田中志穂組(北都銀行)を破ったB代表の志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)が2回戦に勝ち上がっている。32から16へ絞られた中で4組が8強入りを目指して戦う。
ジャパンオープン 女子ダブルス 1回戦 福島/廣田ペア
ジャパンオープン 女子ダブルス 1回戦 松友美佐紀/高橋礼華ペア
平野 貴也
1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。
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