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強い! 厳しいグループで、1ゲームも取られないまま2連勝を飾りグループリーグ突破を決めた。バドミントンの年間成績上位選手が出場する「BWFワールドツアーファイナルズ」(中国、広州市)は13日に第2日を行い、女子ダブルスの橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)は、2-0(21-9、21-19)でドゥ・ユエ、リー・インフイ組(中国)を破って2連勝を飾った。
大会は、各種目8人が出場。4人ずつ2組に分かれて総当たり1回戦を行い、各組上位2人が準決勝に進む。橋、松友が属する女子ダブルスのA組は、強豪国の中国代表が2ペア、世界ランク4位のインドネシアペアが入った激戦区。初戦でインドネシアのペアをストレートで破って「自分たちの方がきついグループなのは、誰が見ても分かる」と話していた橋は、2日連続のストレート勝ちに「自分でもちょっとビックリしている」と笑顔を見せた。
橋が相手コートをよく見て、後方からスマッシュやドロップをコースに打ち分け、松友が前衛で相手の球をインターセプトする形が、よく出ていた。第1ゲームは、スロースターターを自覚している相手ペアを尻目に、圧倒。わずか9点で押し切った。第2ゲームに入ると、慣れて来た相手の逆襲を受け、11-5のリードで折り返した後、12-12で追いつかれて接戦に持ち込まれたが、粘り強く攻撃を続けた。最後は、攻め急いだ相手のスマッシュがコートの脇に外れて、ガッツポーズを見せた。
ファイナルゲーム突入は、避けたかったのだ、両ペアは、9月に日本で行われたBWFワールドツアー750のダイハツヨネックスジャパンオープンで対戦。橋、松友組が第1ゲームを21-12で制したが、強烈な巻き返しを受けて、第2ゲームを25-27、ファイナルゲームを11-21で取られて敗れた。2人にとっては、地元のファンの前で試合を見せられる機会だったが、まさかの初戦敗退(1回戦はシードで、2回戦で対戦)という悔しさを味わった。
悪夢の再来は、ごめんだ。橋は「ファイナルに行ったら……と、どうしてもジャパンオープンのことを思い出してしまうので、きっちり取れるところは、2-0で勝てて良かった」と安堵の表情を見せた。強敵を相手に連勝を飾り、準決勝へ大きく前進した。夏の世界選手権は、準々決勝で敗退したが、世界の強豪が揃う舞台で、まだまだ世界のトップランカーであることを再証明するチャンスだ。前日に咳が止まらず、取材対応を回避した松友も、プレーは2日間ともに切れ味十分。「昨日は、すいませんでした。咳だけ。元気なんですけど。試合に入っている方が楽です」と報道陣に笑顔を見せた。2014年(当時の大会名は、BWFスーパーシリーズ・ファイナルズ)以来、4年ぶり2度目の優勝へ。リオデジャネイロ五輪の女王が、力強く前進した。
平野 貴也
1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。
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