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バドミントン「S/Jリーグ2018」が8日に開幕する。国内の実業団チームが日本一を争うリーグ戦で、昨季は8チームの総当たり戦で行われたが、今季から新システムで行われる。男女ともに10チームが参加。5チームずつSブロック、Jブロックに分かれて総当たり1回戦を行い、各ブロックの上位2位がTOP4トーナメント、3位以下は順位決定戦に進む。
8月に世界選手権で初優勝を飾った男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)は、2日に終えた全日本総合選手権で3年ぶりの優勝を果たし「次は、S/Jリーグの開幕戦がある。チームで勝つことは、個人で勝つことより難しい。チームワークを意識して(前回優勝の)トナミ運輸、(同2位の)日本ユニシスを倒せるように、チームをみんなで作り上げていきたい」と意気込みを語った。桃田は12日に開幕するBWFワールドツアー・ファイナルズ(中国、広州市)に出場し、さらにマレーシアのプロリーグにも参戦予定だが、その合間に京都で行われるS/Jリーグの試合は、参戦する方針だという。普段は、世界トップクラスのワールドツアーに参加している選手のプレーを国内の各地で見るチャンスだ。
男子は、日本代表選手を多く擁するトナミ運輸と日本ユニシスの2強体制が固い。試合は2複1単で行われるが、両チームともダブルスが強力。Sブロックのトナミ運輸は、世界選手権で銀メダルを獲得した園田啓悟、嘉村健士組がエース。Jブロックの日本ユニシスは、世界ランク8位の遠藤大由、渡辺勇大組がチームを引っ張る。差をつけるのは、シングルスか。トナミ運輸は、西本拳太が2018年に入って世界ランクを29位から9位まで上げている。2強を追うのが、桃田でシングルスの勝ち星が計算できるNTT東日本。TOP4まで勝ち残れば、トーナメント形式の一発勝負で2強打倒の可能性が見えてくる。
女子は、連覇を狙う日本ユニシスが優勝候補。2016年リオデジャネイロ五輪の金メダリスト高橋礼華、松友美佐紀組、17年の世界選手権で金メダルの奥原希望を擁する。前回2位の北都銀行は、今夏の世界選手権を制した松本麻佑、永原 和可那組と、世界ランク6位の米元小春、田中志穂組がおり、ダブルスで2勝を狙える。16年の女王である再春館製薬所は、戦力が大幅にダウンしたが、シングルスで世界ランク2位の山口茜がチームを引っ張る。代わって、再春館製薬所から女子ダブルス世界ランク1位の福島由紀、廣田彩花組らが移籍した岐阜トリッキーパンダースは、戦力アップでどこまで食い込むか注目される。また、ヨネックスは櫻本絢子、高畑祐紀子組が1年間で世界ランクを52位から10位まで上げ、全日本総合選手権でも4強入りするなど力を付けており、シングルスには17年の高校3冠、高橋明日香がおり、有力な若手が多く、ダークホースの魅力をまとう。
また、上位だけではなく、3~5位争いも注目。ブロック5位同士の順位決定戦に敗れると、S/JリーグII優勝チームとの入れ替え戦が待っており、降格の危機に直面する。昨季の8から10に参加チームが増えたため、男女ともに2チームが今季昇格しているが、残留をかけた戦いも見逃せない。リーグは2019年2月11日まで全国各地で開催され、2月16、17日にすべての順位決定戦を埼玉県で行う。日本最高峰の戦いを見逃すな!
■S/Jリーグ2018出場チーム
<男子>
Sブロック:トナミ運輸、日立情報通信、トリッキーパンダース、JR北海道、Jテクト
Jブロック:日本ユニシス、NTT東日本、金沢学院クラブ、三菱自動車京都、東北マークス
<女子>
Sブロック:日本ユニシス、ヨネックス、NTT東日本、ACT SAIKYO、岐阜トリッキーパンダース
Jブロック:北都銀行、再春館製薬所、山陰合同銀行、七十七銀行、日立化成
平野 貴也
1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。
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