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勝負所で鬼のように強い奥原がコートに立っていた。バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2018」は15日に武蔵野の森総合スポーツプラザで各種目の準決勝を行い、女子シングルスの奥原希望(日本ユニシス)は、ストレート(21-12、21-12)で大堀彩(トナミ運輸)を破り、初優勝を飾った2015年以来2度目となる決勝進出を果たした。
奥原は「反省点は、あまりない。要所で自分が攻めるか守るかハッキリしていたのは、自分にとってプラス。悪くなかった。試合をするごとにパフォーマンスが上がってきている。仕掛けるタイミング、スピードを上げるタイミングがつかめてきた」と落ち着いた表情で話し、心にたぎる自信をのぞかせた。
翌16日に行われる決勝戦では、8月の世界選手権を制したキャロリーナ・マリン(スペイン)と対戦する。マリンは、奥原が優勝した昨年の世界選手権を除いて、5年間で4つの世界タイトル(14、15、18年の世界選手権と2016年のリオデジャネイロ五輪)を獲得している。五輪で優勝した直後の17年シーズンは成績が落ちたが、今季は再び調子を上げている。自身の試合が終わった段階では相手が決まっていなかったため、対戦する可能性がある2人の印象を聞かれた奥原は、マリンについて「今年の世界選手権は取ると宣言して取った。
照準の合わせ方は素晴らしい。フィジカル、メンタルですごく充実していると思う。もっとスピードを上げていかないと付いていけないと思う」と強い警戒心を示した。
2人は、昨年の準決勝で対戦する予定だったが、奥原が右ヒザの負傷を理由に棄権し、幻に終わった因縁がある。準決勝でチェン・ユーフェイ(中国)を破ったマリンは「最終日までプレーすることが私の希望だったし(今度は)対戦が実現して嬉しい。しばらく対戦していないけど、タフで拮抗した試合になると思う。ロングラリーが得意な彼女のプレースタイルや、シャトルがスローな環境は、私にとっては注意すべき点になる。彼女にとってはホームであることが強みになると思うけど、負けないように頑張る」と話し、連覇に自信を示した。
粘り強いラリーの中から好機を見出す奥原か、フットワークとショットの速さで一気に勝負するマリンか。2014年からの5年間で世界タイトルを獲得した2人の頂上決戦。見逃せない一戦となる。
平野 貴也
1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。
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