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スキー コラム 2025年10月22日

小山陽平選手インタビュー「目の前の一戦一戦で、全力を出し切りたい」

ウィンタースポーツコラム by J SPORTS 編集部
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小山陽平(ベネフィット・ワンスキークラブ)

◆小山陽平(こやま ようへい)

石川県金沢市出身、ベネフィット・ワンスキークラブ所属。2016年にはユース五輪のGSで銀メダル、世界ジュニアU18でGS優勝を果たす。同年にワールドカップデビューを飾る。

2021年、ワールドカップのマドンナ・ディ・カンピリオ大会(イタリア)で8位に入ると、2022年の北京五輪ではGSに出場した。2023年と2025年世界選手権に出場。2026年のミラノ・コルティナ大会で2度目の五輪出場を目指す。

アルペンスキー FIS ワールドカップ 2025/26

―― 昨シーズンを振り返っていかがですか?

シーズン序盤からすごく調子がいいと思っていました。きちんと実力を発揮すればトップ30に残れるという自信を持った中で、11月のレビ(フィンランド)で開幕を迎えましたが、レース直前にケガをしてしまいました。

年が明けるまで、スキーに乗らずにリハビリをしていました。雪上に戻ってからは2カ月間のハンデもあり、なかなか最後まで思ったような結果が得られずに終わってしまいました。

それでも強いチームと合同でトレーニングできたり、速くなるヒントだったり、感覚は得られたと思うので、それをどう今シーズンに活かせるかが、カギになってくると思います。

―― ヒントの部分を具体的に教えていただけますか?

スタートを切ってから10旗門目までというか、最初の10秒がすごく苦手です。そこのスピードの乗らせ方だったり、スキーに対してのタイミングの仕掛け方だったり、あとはゲートに対してどういうラインで入っていけばいいか、というのが画面越しで見るのと、実際肌で感じるのとは雲泥の差があります。

そこを自分なりに吸収して、どう活かしていけるかが、カギだったりヒントになると思います。

―― その部分については身に付きましたか?

この前までニュージーランド遠征に行ってましたが、トレーニングではすごく良い感触が得られました。この感触を11月のレビまでにしっかり突き詰めて、練習と同じような滑りをレースで出せることが課題だと思います。

充実したオフシーズンを過ごした小山陽平

―― 今、膝や足の状況は問題ないですか?

身体は万全で、山形県の蔵王坊平高原で、2カ月間ずっと籠もってトレーニングをしていました。

―― どのようなトレーニングをしたのですか?

フィジカルトレーニングです。ウエイトにしても、ランにしてもバイクにしても、自分を追い込んでいかないと身体は鍛えられないですし、身体と同時に心も鍛えていくのが、フィジカルトレーニングだと思っています。そういう意味で、身体はもちろん、心の面もしっかり鍛えられました。

―― 4年前は北京五輪に出場しましたが、そこからの4年間でどう変化しましたか?

1つはフィジカル面。毎年毎年、しっかりフィジカルをやってきた自負はあるので、身体が成長していると思います。

それと、4年前の北京では23歳でしたが、今年は27歳。僕の周りも引退する選手が出てくる、そういう年齢になりました。結果を残し続けないと、来年続けられるかどうか分からない年齢だと思うので、覚悟を持ってやってきたというのはあります。

―― 今シーズンはどのように戦っていこうと思いますか?

4年に1度のビッグシーズンですが、目前のワールドカップで力を出し続けていけば、もちろん簡単ではないですが、必ず五輪出場と、いいリザルトを残すことができると思っています。目の前の一戦一戦で、全力を出し切れるようにシーズンを過ごしたいです。

―― 序盤戦はどのような気持ちで望みたいと思いますか?

もちろん、日本を代表して戦わせてもらうので、そういう自覚は持つべきだと思いますが、気負わず、自分のやるべきことをしっかりこなして、集中して戦えればと思っています。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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