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フィギュア スケート コラム 2024年6月3日

長岡柚奈選手&森口澄士選手「(長岡選手は)恐怖心を乗り越えられそうな選手だと思った」 | フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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今回のゲストは長岡柚奈選手&森口澄士選手

今回のゲストは長岡柚奈選手&森口澄士選手

フィギュアスケートファンの“もっと選手の素顔を知りたい!”という熱い想いに応えるべくスタートした、「フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋」。元アイスダンサーであり世界を股にかけ活躍するコレオグラファー(振付師)宮本賢二が日本を代表するトップスケーターをゲストに迎えてお届けします。

今回のゲストは長岡柚奈選手と森口澄士選手。昨年5月にカップルを結成し、“ゆなすみ”の愛称で親しまれている二人は、11月の東日本選手権に続き、12月の全日本選手権でも優勝。結成1年目ながらでペアで一躍注目される存在です。

こちらでは番組の書き起こしコラムを全4回に分けてお届けします。2回目の今回は、2人の出会いやペア結成当時の思い出についてお届けします!

ダブルアクセルを初めて跳んだのはいつ?

長岡:はっきりは覚えていないですけど、10歳くらいだと思います。(スケートは)小学1年生ではじめました。

KENJI:早ない?天才?

森口:僕は小学5年生で跳びました。(スケートを始めたのは)小学校3年の冬だから9歳とか10歳のとき。

KENJI:それで11歳で跳んだの?もっと天才がおった。

森口:ジャンプは好きだったみたいで。

KENJI:好きだったので、練習したらすぐ跳べちゃったと?

森口:はい。

KENJI:“はい”やあらへんがな(笑)

番組恒例の「かばんの中身チェック!!」

番組恒例「かばんの中身チェック!!」

番組恒例「かばんの中身チェック!!」

番組恒例の「かばんの中身チェック!!」。 二人が普段から持ち歩いているアイテムや、思い出の写真を紹介してくれています。是非、番組でチェックしてみてください♪

森口選手のお気に入りの一枚

森口選手のお気に入りの一枚

森口選手のカバンの中には、お気に入りの枕のほか、香水やサングラスなど、ワイルドな雰囲気のグッズが詰まっていました。スマホの中に入っている一番お気に入りの写真紹介では、アイスエクスプロージョンで撮影した一枚をセレクト。

長岡選手のかばんの中身

長岡選手のかばんの中身

長岡選手のカバンの中身がこちら。大好きなウサギのアイテムなど、10代の女の子らしい可愛い持ち物が印象的でした。スマホに入っているお気に入りの写真では、三浦璃来選手と撮った一枚をセレクト。「(MLBの)トロント・ブルージェイズの試合を観に行って、璃来ちゃんの推しのボー・ビシェット選手を二人で「かっこいい!」とか言って、私もユニフォームを買って、二人で観終わった後に写真を撮った思い出の写真です」

ペアをはじめようと思ったきっかけ?

森口:木下アカデミーができた時に、濱田美栄先生(木下アカデミー・ゼネラルマネージャー)に「手足が長いね」とか「背筋が最初から伸びているからカップル競技をしたらいいんじゃないか」って勧めてもらいました。ちょうどその時に、僕の最初のパートナーだった櫛田育良ちゃんがパートナーを探していて、僕も練習させてもらうという形で一緒に練習してたら、すごいペアの魅力を教えてもらって、二人で作り上げていくリフトだったりが、すごい初心に返るというかそんな感じがして、ペアの魅力をどんどん感じて今になってます。

ペア結成のきっかけは?

ペア結成のきっかけは?

KENJI:ペアを始めたことで、改めてスケートの楽しさに気づいたんだね。真面目やな。

長岡:私は中学生くらいの時にスケート連盟の方に「ペアに興味ない?」っていう風に声をかけていただいて、それまでずっとシングルに夢中だったので、ペアのことは全然知らなかったんですけど、そうやって声をかけていただいてから、グランプリシリーズとかを見るようになって「こんなにすごいことをする人がいるんだな」って思うようになりました。そこからずっとペアをやりたいなって思ってたんですけど、トライアウトがコロナの影響で開かれなかったりしてずっと挑戦できていなかったんです。でも、昨年の4月にトライアウトがあることを教えていただいたので、それに参加してみようと思いました。

KENJI:俺がスケーティングを教えている頃からペアにはすごく興味があったんだね? 去年の5月にペアを結成することになったんですけど、二人はどういう経緯で組むことになったんですか?

森口:4月に日本スケート連盟さんが開催してくださったトライアルがあって、柚奈ちゃんはそれに参加していて、僕はお手伝いという形で参加していました。人数がすごく多くて、女の子が15人、男の子が5人もいて、さすがに手が足りないというのと、濱田先生に「お手伝いすることですごく基礎が学べるから学んできなさい」と言ってもらって、僕が上手くなるきっかけになるんじゃないかなと思って行ってみました。そしたら、ペアの才能を持っている柚奈ちゃんがそこにいて、ブルーノ(・マルコット)先生が「この選手はすごいよ」って(紹介してくれた)。「このトライアル中にリフトもいろいろさせてみよう」「手伝ってくれ」みたいな感じで言われました。

KENJI:パフォーマンスを見て才能があることをブルーノ先生は気づいていたし、澄士君も感じてたんだ。すごいね! 具体的には澄士君の方から声をかけたの?

森口:僕から声をかけたっていうよりも、僕が前のパートナーと解消した時に、ブルーノ先生が「(長岡選手と)組んだらどう?」って言ってくれて、すぐに(長岡選手が)京都に来ることになりました。

KENJI:1ヶ月も経たないうちに話はすぐに決まったんだね。誘われた時の柚奈ちゃんの気持ちはどうでした?

長岡:トライアル中も本当に楽しくて、ペアはこんなに面白い競技なんだなって思っていたら、ブルーノ先生から「あなたは絶対にペアをやった方がいい」って言ってくださって、それで組むことになりました。お話をいただいた時は、(自分よりも)上手い選手もトライアルに来ていたし、いろんな選手が来てたから、「私は選ばれないだろうな」って思っていました。トライアルは“ペアがどんなものかを経験する場所”といった感じで言われていたので。だから、こうやって実際に組めたので本当に嬉しかったです。

KENJI:初めて一緒に練習した時の感触はどうでした?

長岡:「澄君が来た!」って思って(笑)。いきなりリフトで上に上がった時は「こんなにフッと上がるんだ」みたいな感じでした。一緒に組んで滑った時も、本当にスケーティングが上手いので、どんどん引っ張られるというか、リードしてくれる印象でした。

KENJI:怖いとかそういうの無く、すごい楽しいって感じだったんだ。

長岡:うーん……

森口:最初はちょっと怖かったらしいです。ペアが怖いっていうよりも、僕の“関西弁”と、僕のちょっと“チャライ感じ”が。第一印象はみんなそうなんです。最初はみんなビクビクするみたいです。

KENJI:チャライ人とは思わなかったけど、何かちょっと“雰囲気が違う”みたいな感じか。それが怖かったんだ。ペア全然関係あらへんやん!

森口:僕は、“恐怖心を乗り越えられそうな選手だな”という印象がすごい強かったです。スローに関してはすぐにダブルもできたし、感覚とか才能もあると思うんですけど、怖さをそこで乗り越えたことがすごいなっていうのが最初の感覚でした。

KENJI:ペアならではの魅力はどんなところだと思いますか?

長岡:シングルはジャンプがすごいダイナミックなんですけど、ペアは上で回転したり投げられたり、ダイナミックな技がたくさんあります。二人で滑ることによって、一人だけでは出せない表現というか、そういうところが魅力だなと思います。

森口:二人でしか出せないカップル競技ならではの雰囲気。僕は柚奈ちゃんと一緒でダイナミックな技にすごい魅力を感じているし、でもジャンプもあるし、スピンもあるし、ステップもちゃんとあるし、スケートの全部を入れて、さらにダイナミックな技も入って、すごい難しいことに挑戦してるなって感じています。魅力を毎日感じてます。

KENJI:いろんなことを練習せなあかんもんね。シングルにはシングルの難しさがあるし、アイスダンスにはアイスダンスの大変さがあるし、ペアもまたペアですごいもんね。いろんな練習がある。澄士君はは一昨年に全日本でシングル7位。そんな素晴らしい成績までいきました。シングルとペア、切り替えるの難しくなかったですか?

森口:正直、難しかったです。ペアが先だったので、筋肉が疲れてる状態でシングルがスタート。案外、(競技の)間に空き時間があったのもあって、しんどかったんですけど、観客の人が多くて、それを見た瞬間にテンションが上がってきました。全日本の時は観客の人数ですごく助かったと思います。僕は観客の前で緊張するというよりも、結構テンションが上がるタイプ。それのおかげでアドレナリンがやばいほど出ました。

KENJI:二人でペアで試合に出るときもできるだけ歓声は大きいほうが嬉しい?

森口:もう叫んでほしいです。

長岡:私もこんなに大きな歓声を浴びることはシングルをやっていたら絶対になかったと思うので、(歓声に)浸ってます。

KENJI:誰もがそんな経験をできるわけじゃないからね。それは噛み締めていいと思う。

文:J SPORTS編集部

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