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フィギュア スケート コラム 2023年3月23日

アイスダンスならではの堅固なヒエラルキーに、我らが村元哉中&高橋大輔が挑む! | ISU世界フィギュアスケート選手権2023 アイスダンス プレビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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村元哉中&高橋大輔組

村元哉中&高橋大輔組

ついに彼らの黄金時代がやってくる。たゆまぬ努力を続け、長い時間をかけて、少しずつ、着実に進化を遂げてきたアイスダンスのカップルたちが、さいたまスーパーアリーナで煌めくスポットライトを浴びる。なによりカップルとして迎える12シーズン目の終わりに、2人で参戦して10度目となる世界選手権で、初めての金メダルを狙うベテランがいる。……しかも2組も!

1組目こそがマディソン・チョック&エヴァン・ベイツ組(アメリカ)。30歳と34歳の2人は、それぞれ異なる相手とジュニア世界王者に登り詰めた経験を持ち、若い時期から個々の才能の高さはお墨付きだった。2011年7月に運命の人ーー今や公私ともにパートナーーーとカップルを結成すると、翌季には早くも四大陸選手権で銅メダルを獲得。結成4年目でシニアの世界選メダルも手に入れた。

ヒエラルキーの上層に素早く駆け上がったが、その後は長い足踏みも続く。評価は極めて高いものの、どうしても勝ちきれない。2人らしいプログラムに出会えなかったせいでもあり、チョックの右足首の故障が長引いた影響も大きかった。四大陸こそ参加7回の全てでメダルを勝ち取り、この2月を含む最近の3戦は金メダルを持ち帰ったものの、世界選は昨大会で3位に返り咲くまで、6年間も表彰台から遠ざかってきた。

自分たちにふさわしいプログラムを演じ始めたことで、上への道は大きく開けた。2シーズン前は、「蛇と蛇使い」チョックの妖しくも美しい眼力が、強烈な印象を残した。昨季は宇宙人と宇宙飛行士との遭遇という、フィギュアスケート界ではいまだかつて見たことのない、壮大なスケールのラブストーリー。技術や振り付け的な部分はもちろん、ストーリーも音楽も、衣装も、細部まで徹底的にこだわり尽くし、あらゆる部分でプラスの得点を引き出した。

今季もまたFDでは「風と火」の化身となり、激しく、深く、2人は交わり合う。構想が練り切れていなかったシーズン前半戦こそ、GPファイナルで4度目の銀メダルに甘んじたが、「ほぼ望み通りの完成形に近づいた」という四大陸選手権では、他の追随を許さぬ圧倒的な勝利を収めた。トータル220.81点で、今季世界最高得点を記録した。

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