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フィギュア スケート コラム 2022年4月4日

完璧なショートと、最高レベルに近づいたフリーで金メダルの宇野昌磨「もっと成長をしていきたい。そう願っています」 | ISU世界フィギュアスケート選手権2022 男子シングル レビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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男子シングル メダリスト

男子シングルのメダリスト

順位や得点のためでなく、自分のためでもなく、ここまで自分を支えてきてくれたすべての人のために滑りたい。シーズン最後の試合で、最高のプログラムを披露したい。こう誓った宇野昌磨が、一番高い場所へと上り詰めた。完璧なショートと、最高レベルに近づいたフリーとで、世界選手権の金メダルをつかみとった。

「たとえどんな順位であっても、それぞれに価値のあるものだと思っています。でも、こうして優勝できたことは、素直に嬉しいです。なにより、僕に期待してくれた人々が、この優勝を喜んでくれていることが嬉しいんです」

練習でやってきたことを、世界一決定戦の大舞台で再現した。すべてのジャンプは極めて高い完成度で着氷し、あらゆるステップやスピンは、SP「オーボエ協奏曲」の厳かな調べと共に、氷の上に長く余韻を残した。

「自分をいつもよりよく見せようとはせずに、いつも通りを見せようとした結果、あの余裕のある演技ができました」

冬季五輪で2度更新したパーソナルベストを、再度塗り替えた。歴代3番目の高得点109.63点を記録し、宇野は首位でFSへと折り返した。

2つの使命を掲げて、宇野はシーズン最後のFSへと臨んだ。1つ目は「4回転5本」という難構成へのチャレンジを成功させること。……結果的には5本目の4回転トーループで着地ミスと回転不足があり、パーフェクトではなかった。しかし間違いなく、5本すべてを飛んだ。しかもうち3本(ループ、サルコウ、フリップ)は、それぞれ宇野のキャリアで最も高い加点を勝ち取ったほどの、つまり宇野昌磨史上最高のジャンプだった。

2つ目はプログラムの締めくくり。FS「ボレロ」は、ジャンプの難しさに加えて、アレンジも振り付けも複雑かつ濃密で、「体力をとても消耗するプログラム」だと宇野は繰り返す。そのせいで北京では、ステップシークエンスを、コーチのステファン・ランビエールが振り付けた通りにこなせなかった。

「この『ボレロ』を作ってくれたコーチのためにFSを滑りたい、コーチが納得の行くようなFSを滑りたい、ただその想いだけでした」

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