人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
アイスダンスはシニツィナ&カツァラポフ組が金メダル「五輪に向けて大きな力も与えてくれる」 | ISU欧州フィギュアスケート選手権2022 ペア・アイスダンス レビュー
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部アナスタシア・ミーシナ&アレクサンドル・ガリャモフ組
「彼らもただ座って待っているわけではありません。日々進化しているはずです。私達を倒すためにすべてを尽くすでしょう。そして私達も、彼らを倒すために、すべてを尽くします」
エフゲーニヤ・タラソワ&ウラジーミル・モロゾフ組は、ペア要素の質の高さでは、いつも通り群を抜いた。ツイストは高く、スローは遠く。それでいて、まるで大切な壊れ物を扱うかのように、モロゾフの動作は慈しみにあふれていた。なにより物静かな2人によく似合う、秘めやかで、深みのある2本のプログラムは、瞬きさえしたくないほど隅々まで磨き抜かれていた。
SPはノーミスで折り返した。FS冒頭の3回転サルコウでタラソワがひやりとする場面もあったが、転倒せずに乗り切った。ジャンパー養成に定評のあるエテリ・トゥトベリーゼに師事したことも、間違いなく好ましい結果を導いた。結果は3大会連続の銀メダル。7回目の欧州選手権出場で、7回目の表彰台乗りを果たした。
前回は表彰台の最上段に立ったボイコワ&コズロフスキー組は、今回は3番目で満足するしかなかった。たった1つのミスが、最終結果に大きく響いた。SP冒頭のソロ3回転サルコウで、ボイコワが2回転しか飛べなかったからだ。単純にこのミスだけでも基礎点3点を失い、ほぼ完璧にSPをまとめ上げた同国のライバル2チームに差をつけられた。
しかしボイコワとコズロフスキーは、FSで自らの誇りを取り戻した。凛々しく、情熱的で、威厳に満ちた4分間。昨秋まで少々苦心してきたスロージャンプも、美しく伸びやかな着氷姿勢で2本とも完璧に決めた。パーソナルベストにはわずかに届かなかったものの、得点が出た瞬間の2人の雄叫びが、成功と満足を物語っていた。
ロシアが金銀銅すべてを手に入れたのは、2大会連続にして、過去10大会で6回目。3位と4位カリーナ・サフィナ&ルカ・ベルラワ組(ジョージア)が40点以上も離れていたほどの、圧倒的な独占だった。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
【先行】プリンスアイスワールド 2023-2024 A NEW PROGRESS ~BROADWAY CLASSICS~ 滋賀公演
2月23日 午後3:50〜
-
フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋 【吉田唄菜&森田真沙也】
3月12日 午後7:00〜
-
4月23日 午後8:00〜
-
3月9日 午前8:55〜
-
ドキュメンタリー ~The REAL~ 【アルペンスキー特集】飽くなき探求心 佐々木明の挑戦
3月31日 午後11:00〜
-
フリーライド ワールドツアー 2024 第5戦 ハイライト ヴェルビエ(スイス)
4月20日 深夜3:30〜
-
【先行】第44回全国中学校スケート大会 フィギュアスケート競技 男子 / 女子 フリースケーティング
2月6日 午前9:20〜
-
【限定】第61回 全日本スキー技術選手権大会 スーパーファイナル
3月10日 午前8:50〜
J SPORTSで
フィギュア スケートを応援しよう!