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町田樹のスポーツアカデミア 【Dialogue:研究者、スポーツを斬る】 ~女性アスリート問題~ 東京大学医学部付属病院 能瀬さやか先生:月経
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部女性アスリートが抱える「月経」の問題
今回お迎えしたのは、医学博士であり、婦人科の専門医でもある能瀬さやか先生です。現在は、東京大学医学部附属病院に勤務。2017年には国立大学病院初の女性アスリート外来を立ち上げました。今回は医学の目線からスポーツ界で喫緊の課題である、女性アスリート問題について伺います。
月経
町田(以下、M):三主徴問題になっていることを、自分自身で気付くためにはまず、月経周期を自分で確認することが大事ですよね?
アスリートの月経周期異常
(能瀬、以下N):適切なエネルギーバランスにある選手というのは、きちんと排卵があります。朝起きて舌下で体温を測って記録すると、排卵した後は高温期というものがあります。ただ、エネルギー不足になって排卵が止まってしまうと、この高温期が無くなってしまいますので、普段から基礎体温を記録して、高温期が短くなったり無くなったりすると、少し運動量に対して食事量が少ないのではないか、エネルギー不足になっているのではないかと、自分で把握することができるので、基礎体温を記録することでエネルギー不足を早く見つけられると思います。
M:仮に月経が来ていたとしても、高温期というものが来ていなかったとしたら、自分はもしかしたらローエナジーアベイラビリティーなのかもしれないと。
N:可能性はあります。ただ、無月経になる理由は様々ですので、エネルギー不足以外にも原因はあります。元々高温期があった選手がだんだん短くなったり、無くなってきたり、体重がその時期に一致して減っている選手はエネルギー不足の可能性が高いですので、運動量と食事量のバランスを見直すことが重要になります。元々体重の変動もなく、ずっと不順という方は違う原因がある可能性がありますので、一度産婦人科でホルモンの検査をして、他の原因がないかを調べる必要があるかなと思います。
M:その中で、一番の理想は食事療法ということだと思いますが、エストロゲンの補充なども考えていくと。
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