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フィギュア スケート コラム 2021年7月26日

町田樹のスポーツアカデミア 【Dialogue:研究者、スポーツを斬る】 ~スポーツ栄養学~ 早稲田大学 スポーツ科学学術院 田口素子教授

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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町田樹と田口素子先生

町田樹と田口素子先生

スポーツアカデミアへようこそ、町田樹です。第3回目となる今回は「研究者、スポーツを切る」のコーナーです。それでは早速お迎えいたしましょう。田口素子先生です。

田口先生とスポーツ栄養学の出会い

田口素子先生

田口素子先生

今回お迎えしたのは早稲田大学スポーツ科学学術院教授の田口素子先生。長年スポーツ栄養学の学問領域を牽引されているとともに、その学術成果を様々な形で実践現場に還元する社会活動にも取り組まれています。

町田(以下M):改めまして田口素子先生です。よろしくお願いします。お会いでき光栄です。

田口(以下T):お願いします。私も光栄です。

M:そもそも先生はなぜ研究者を目指されたのでしょうか。それと、スポーツ栄養学との出会いについて是非お聞きしたいです。

T:きっかけは大学に入学をした時に、たまたまスポーツ栄養学のパイオニアと呼ばれる先生がいらっしゃって、その先生が「君、僕の手伝いしてみないかい?」と声をかけてくださったんです。それがきっかけで、その先生は前任が当時の国立栄養研究所にいらっしゃった先生なんですけれども、大学1年生のときから国立栄養研究所に通うという、すごくラッキーなチャンスを頂けました。

M:すごいですね。普通、大学1年生はこの大学で何をしようか右も左も分からない状況だと思うんですけど、そのときから田口先生はもうスポーツ栄養学と出会って、その勉強や実践活動に取り組まれていたといういことですね。

T:実はまだスポーツ栄養学という学問領域は確立されていませんでした。自分は風邪一つひいたことがないくらいに元気だったので、将来は何か人々の健康に関わる仕事に就けたらいいなという漠然とした思いでした。

アスリートは普通の人から見るととても健康的な人達ですよね。たくさん運動するので、食事もしっかりと食べているだろうとすごく興味をもって、調査に参加させていただいたんです。初めて調査に行ったのが新体操の合宿だったんですが、日本代表選手を含むような合宿で、とにかく体重にすごくピリピリしていて、練習の最初と最後に体重を測る。ちょっとでも体重が増えているようなことがあれば、それこそひっぱたかれるような状況を初めて目の当たりにしたんです。食事はシェフがすごく気を使って、低脂肪の鶏肉を使ってなおかつ皮を剥ぐみたいな事をやってくれていたんですが、選手たちは太るのが怖くて食べないんです。実際に選手たちがよくやっていたことが、ご飯一膳食べると大体150g〜160gありますけれども、それを食べるとそれだけ体重が増えるので、飴一袋だったらそんなに体重増えないよねということを続けてやっていました。実際に調査したところ、貧血の選手がものすごく多かったんです。その貧血のレベルも、普通の人のちょっと貧血気味というレベルではない、ものすごい貧血の選手がいて、やはりたくさん動くのであればしっかり食べてもらわないといけない。でも、体重を増やさないような食べ方が絶対あるし、それを教えてあげたい、そういう栄養士になりたいなと思ったのがきっかけなんです。

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