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町田樹のスポーツアカデミア【Reportage:アリーナの今を訪ねて】 ~さいたまスーパーアリーナ~ ニーズに合わせた変幻自在の内部機構:ムービングブロック
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部亀井:先ほどの設計コンクールの設計与条件、こういうものを設計してくださいという条件が出てくるのですが、そこで、5000人のホールと20000人のアリーナ、それから37000人収容するスタジアム。大きくはその3つのどれに対しても対応できる空間を作ってくださいという与件がありました。そういう5000人から最大37000人という空間を作るとすると、普通の考え方ですと、37000人の空間を作って、そこを稼働間仕切りなどで分割していくアイデアが出てくるわけです。ただ、そうすると37000人の大きい時は良いかもしれませんが、5000人とか20000人規模ですと、最適な空間ができない。それで色々な案を検討しまして、その中でムービングブロックというアイデアが出てきました。
卵の殻を2つに割って、その半分の殻が移動するようなアイデアを思いつきました。卵の半分の殻の中には客席ですとか、客席の裏側にコンコースやお手洗い、お店もあります。そして天井も一体になっている。そういう物がぐーっと動くわけです。そうすると20000人の時も最適な空間だし、37000人になってもきちんとした空間ができる。
ムービングブロック
さいたまスーパーアリーナにある2つのアリーナ。その一つ、コミュニティーアリーナを潰す形でメインアリーナを最大限まで大きくするという。それがムービングブロックシステム。わずか20分で70m移動させ、空いたスペースには壁から観客席を自動で出して収容人数を増やします。これにより37000人収容のスタジアムに変貌。世界でも類を見ない独自のアイデアがさいたまスーパーアリーナには隠されていました。
町田:それまで前例がなかったわけですよね。世界を見ても前例がないという中で、発案はしたけど、どうクリエイトしていくのかというとこはかなり大変だったのではないでしょうか?
亀井:三菱重工さんが入られておりましたので、あそこの稼働機構とかをですね、現実的なこととして開発、あるいは過去のいろいろな技術を応用してでできたと。
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