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フィギュア スケート コラム 2020年1月24日

全米フィギュアスケート選手権2020 男子のみどころ

フィギュアスケートレポート by ウェイ・ション
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2018年の世界選手権で初戴冠してから、ネイサン・チェンは出場したすべての大会を優勝した。もちろん今年の全米選手権でも、彼の連勝が続くと予想される。一方、昨年のメダリストであるジェイソン・ブラウンとヴィンセント・ジョウが今シーズンの調子が安定していない中、ジュニアレベルから上がってきた若手たちは世界選手権への出場枠を手に入れようと全力を尽くすと期待される。


ほぼ2年間負け知らずのネイサン・チェン、その圧倒的な強さの原点は、言うまでもなく難易度が極めて高いジャンプの構成ではあるが、ここ1年間さらに進歩を遂げたのは、ジャンプを跳ぶときの身体をコントロールする力だ。今シーズンの試合を見て、軸がずれたり、コンビネーションの最初のジャンプで失速したりするなど、ジャンプが危ういときもあったが、直ちに修正して加点がつくようなジャンプに変えたシーンを何度も見た。なんて恐ろしいコントロール力だと率直に思った。今大会に際し、彼は自分の優勢を認めながら、「今大会は技術面で何かを追求するつもりがなく、健康を意識しながら万全な調子を保って、いつもの自分の100%を出せればと思う」と目標をあげた。スポーツの世界では「勝って当たり前だ」ということは存在しないとわかっているし、他の選手の実力を軽視するつもりもまったくないが、100%の実力を発揮できれば、全米3連覇中のチェンは1988年のブライアン・ボイタノ以来の4連覇を成し遂げるであろう。そして観客の私たちは、ただただリラックスして、エルトン・ジョンの名曲に合わせて自由自在に滑る彼のスケーティングを楽しむだけだ。


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ネイサン・チェンの4連覇への期待が高まる一方、メダル及び世界選手権の出場枠をめぐる争いが今までよりも激しくなりそうだ。



昨年の銀メダリストかつディフェンディング・ワールド・メダリストたるヴィンセント・ジョウは、今季学業を優先するためグランプリ・シリーズを辞退し、ほぼ4ヶ月間試合に出場していなかったが、年明けにスケーティングに集中するため、大学を1年間休むと決め、コーチ陣の変更をも発表した。選手本人は「リー(・バーケル)先生の元で練習することになり、とてもうれしく思う。そして、ローリ(・リコル)先生の指導をもっと頻繁に受けられるようになった」とコメントしたが、取り巻く環境がこれほど激しく変わったことが、ジョウのスケーティングにどんな影響をもたらすのか、今大会でぜひ見てみたい。



昨年の銅メダリスト、ジェイソン・ブラウンは言わずと知れた氷上のアーティストだ。今までもいろいろな素敵なプログラムを滑ってくれたが、今シーズンのフリースケーティング「シンドラーのリスト」はその中においても別格な存在だと言えよう。デヴィッド・ウィルソンが振り付けたこのプログラムには、曲調の変化に合わせて悲しみ、苦しみ、抗争、希望…様々な感情が湧き起こるが、ブラウンは細部まで行き届く手足の動きと繊細な表情の変化で、これらの情緒を観客に伝え、見るものの心を揺らす。ジャンプの出来が懸念されるが、たとえジャンプが失敗しても演技自体は絶対に諦めない、そんなブラウンのこの美しい作品を、絶対に見逃したくない。



上述3選手は全員世界選手権やオリンピックに出場したことがあり、ISUチャンピオンシップでメダルを取ったこともある「ベテラン」だと言えるが、彼らの後ろには、シニア一年目もしくは二年目の若手選手がいて、彼らに追いつこうとしている。



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