【ISU四大陸フィギュアスケート選手権 2017＜女子シングル＞】選手コメント

17歳の三原 舞依がパーソナルベスト（合計200.85点）の結果を残し、国際大会初優勝。日本人選手で国際大会での合計200点超えは、安藤美姫、浅田真央、宮原知子に次いで4人目の快挙となった。昨年は約半年間、病気（若年性特発性関節炎）でピッチから離れていた三原は「こうして大会に出場し、良い演技ができてとても嬉しい」と優勝の喜びを語った。

1位　三原 舞依／200.85(SP：66.51／4位、FS：134.34／1位）

＜SP＞オリンピック会場で良い演技ができてとても嬉しい。6分間練習の時に客席を見上げて、オリンピックで滑るのはどんな気持ちかを想像していた。昨年は病気の影響で歩くことすらできなかったので、こうして試合に出ていること、世界選手権の代表に選ばれたことが夢のようだ。

＜FS＞未だにこの優勝が信じられないが、氷上のシンデレラになることができて本当に嬉しい。まだトップ選手との差は大きいので、たくさん練習して全てを向上させたい。

2位　ゲイブリエル・デイルマン／196.91(SP：68.25／1位、FS：128.66／1位）

＜SP＞最後まで諦めずに全てを出し切ることができて結果的には満足している。ケイトリン(オズモンド)も言ったように、全ての試合が貴重な経験。ここで見つけた課題を5週間後の世界選手権までに磨きをかけたい。

＜FS＞このような大きな大会で、SP首位でFSを迎えるのは初めてだったので貴重な経験ができた。初めてチャンピオンシップのメダルを獲得できて、この試合で達成できた全てを誇りに思う。世界選手権に向けての大きな自信となった。

3位　長洲 未来／194.95(SP：62.91／5位、FS：132.04／2位）

＜SP＞とても自信に満ちている。FSでは最終グループに入れて良かった。(オリンピック会場での試合について) 本当に素晴らしい会場だと思う。本番がどのような感じになるのか想像ができて、オリンピックチーム入りに向けた良いモチベーションになる。

＜FS＞今日の演技は本当に素晴らしく夢みたいな気分で、ここまでの長いトレーニングが報われるこうした瞬間のために競技を続けている。昨年の銀メダルより今年の銅メダルにより意義を感じている。

4位　ケイトリン・オズモンド／184.17(SP：68.21／2位、FS：115.96／6位）

＜SP＞望んでいた演技内容ではなかったものの、全体的には悪くなかったと思う。(オリンピック会場での試合について)素晴らしい会場で氷の状態も最高だと思う。全ての試合が経験として蓄積されて、来年のオリンピックへと繋がっている。

＜FS＞ミスをしてしまった時の対処法は身につけていたはずなのに、今日はそれが発揮できなかった。でもこれをよい教訓として、世界選手権に向けて新しい方法を編み出したい。

5位　ダビン・チェ／182.41(SP：61.62／2位、FS：120.79／6位）

＜SP＞今シーズンはなかなか結果が出せていなかったが、ようやく練習と同じように落ち着いて滑ることができた。(プログラムの変更について)何か新しいものがやりたくて3週間前に変更した。 ＜FS＞最初のコンビネーションジャンプで失敗してとても恥ずかしく思っていたが、リカバリーできて素晴らしい点が出たのでとても嬉しい。失敗の後も最後まで集中して演技ができて満足している。

6位　マライア・ベル／177.10(SP：61.21/7位、FS：115.89/7位）

＜SP＞コンビネーションジャンプでの些細なミスで考えすぎてしまい、それが次のフリップジャンプにまで影響してしまってがっかりしている。初めての大きな試合で緊張したが、まだ成長の余地があるので、世界選手権に向けての良い糧としたい。

＜FS＞期待していた通りにはできなかったが、試合でこれ程のプレッシャーを感じたことはなかったので、それを経験できたのは来月の世界選手権に向けてもよかったと思う。