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昨季は五輪の男子「1枠」を巡り、本人・連盟・メディアを巻き込んだ激しい議論が沸きおこったスウェーデン。最終的には国内チャンピオンにして国際経験豊かなクリストファー・ベルントソンではなく、欧州選手権でベルントソンをリードした若きアドリアン・シュルタイスがバンクーバー行きの切符を勝ち取った。当時21歳だったシュルタイスは、スウェーデンのスケート連盟が目標に掲げた「五輪20位以内」を見事クリアしている(15位)。
そしてまたしても今年、ベルントソンの国内5連覇で終わった国内選手権直後に、欧州選手権の代表枠を巡ってちょっとしたスキャンダルが発生した。代表コーチはベルントソンと2位シュルタイスを(成績・経験の面から)至極順当に欧州選手権代表として選出。ところが3位の選手が、まるで納得がいかなかったようなのだ。
19歳のアレクサンデル・マヨロフは、Facebookに不満をぶちまけた。今季は自分こそがベストだと声高に主張し、ジャッジをえこひいきだと厳しく批判し、しかも英語のスラングを交えて。その後に冷静になったマヨロフは文章を削除し、謝罪を行ったが、一部のメディアに書きたてられ、ファンのブログやツイッターで世界中に情報はめぐり……。幸いだったのは、スケート連盟が将来あるマヨロフに処分を与えなかったこと。電話にて「注意」したに留まった。さらに3月の世界選手権メンバー入りの可能性も決して無くなっていないとのこと。
世界選手権のスウェーデン男子は「2枠」。1月末の欧州選手権と2月中旬のノルディックフィギュアスケート選手権(北欧諸国の参加で毎年行われる選手権)の結果を経て、日本行きメンバーが決定される。
宮本 あさか
みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。
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